2016年は育つ子は育った

私は、無色透明
手にしたもので色がつき
接する前の人で色がつく
 
黒色に近づけば黒色に染まる
白色に近づけば白色に染まる
そう私は何色にでも染まれる
 
だからといって両親は教育に精を出す
しかし、しかし
当の子供には両親より重要なのは友達
 
教育ができたと自己満足する親
それに逆行して
こんな子に育てた覚えはないと親
 
実は、実は
子供は友達との関係で育つのであって
両親の想いで育つわけではないのかも
 
育つと思っているのは親だけである
それが「あの子に限って」であり
「なんでこうなったの?」である
 
だからこそ
「孟母三遷の教え」が未だに語られる
なのに親の教育熱は収まりそうにない
 
2016.12月