判断の妙

私達が暮らす世は、人間関係で成り立っている
それは仕事関係にあらわれ
   利害関係に集約される

そしてそれは
人の口から発せられた言葉で織り成す人間模様
その時々のその人の言葉そのものが人間模様

私達の使う言葉には大きな特徴がある
『言った人は忘れ、聞いた人は忘れない』
故に、「辻褄が合わない」と思うのは他人

判断するその時、人は今を優先する
それは『過去を捨て、未来を消し去る』こと
だからこそ判断する時は今の言葉を鵜呑みにしてはいけない

他の人がその人の言葉を再生している
『過去を生かし、未来をなぞる』作業をしている

その時炙り出されるもの、それは「過去と今の食い違い」
            そして「未来に繋がらない今」

この作業を怠ると今スッキリ、先でガッカリ
まさに、「行きはよいよい帰りは怖い」

そう!
言葉の積み重ねこそ自分の人生

2012.3・4