「人の前に明かりを灯す」こと
情けは人のためならずの実践
前回はRBAの仕事観について書きました。RBA日本不動産連盟野球大会やRBAインターナショナルの活動は、手を抜かず本気で、小事を大事に行うことです。それが人間的な成長に繋がると考えます。
そのRBA活動を支えているのが第三企画です。第三企画の仕事観は何かというと、それは第三企画のホームページのトップに掲げている理念に集約されています。それは、「人の前に明かりを灯す。私達は、仲間の前に、お客様の前に、家族の前に、友達の前に、恋人の前に、協力会社さんの前に、毎日接する多くの皆様の前に、そして私達の後に続く子ども達の前に、私達の『生き様』という明かりを灯し続けます。」というものです。
私たちは、十人十色です。一人として同じ人間はいません。何故そうなのか?何故、同じであってはならないのか?と考えた挙句の答えが、「人の前に明かりを灯す」だったのです。人間は一人で生きていけません。群れることによって生き長らえてきました。そこから社会ができ、世間といわれているものができているのです。そして社会とか世間といわれるものは、実は私の、私たちの「そばにいる人」を指していることだと思い到りました。およそ道徳とかエチケットといわれるものは、人の嫌がることをしない、人に迷惑をかけない、嘘をつかない等々、隣の人、あるいは人たちと仲良く暮らしていく方法を教えてくれるものに他なりません。ですから世界の平和といっても、皆さんの幸せといっても、その漠然とした言葉の裏にある実態は、自分の隣にいる人、あるいは周りの人たちに親切にすることであり、役に立つことであり、喜ばれることだと気づいたのです。
そういった意味で「人の前に明かりを灯す」の「人」とは、今現在自分の隣にいる人、あるいは周りの人たちを指しています。そして「明かり」とは、親切にすることであり、役に立つことであり、手を添えることなのです。つまり、私が目指す第三企画パーソンとは、隣の人に、周りの人たちに「明かりを灯す」人なのです。困っている人のために「苦しみを共にし、力になってあげ、役に立つ振る舞い」をする人のことなのです。それができるようになるために技術、技能、知識、知恵を身に着けたいという強烈な想いをもって、日々、自分との闘いに明け暮れる人のことなのです。
「情けは人のためならず」です。「人のために役立つことが自分の幸せである」と信じ実行できる人が、まさに第三企画の理念を体現する社員といえるでしょう。このような社員が、あるいはこのような社員になろうと努力している社員がRBA野球大会のグランドに立っています。
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- 引用 RBAタイムズ 2011.08 317号
手を抜かず本気で 小事を大事に
仕事を通じ人間的な成長を目指す
RBA日本不動産野球連盟(注)の試合では、両チームが整列して試合開始の挨拶をするとき、グランド責任者が口上文を声高らかに読み上げます。今年の第23回大会は6月に開幕していますが、その口上文はこうです。
「私達が日々取り組む仕事の目的は、仕事を通しての人間的な成長にあります。やり切ることでの充実感や達成感を楽しむことにあります。本気で仕事をすれば、人間的に成長し磨かれます。だから第三企画は、どんなに苦しい事からも、どんなに辛い事からも逃げないのであります。挑戦し続けることが、人間的成長だと信じるからであります。」
私は、本気で仕事をすれば、成長し人間的に磨かれていくと信じています。そのために日々仕事をしています。また、「塵が積もれば山となる」を信じています。小さな大事なことをコツコツとやるべきなのです。小事を大事へと変換するために、手を抜かず、真剣にやるべきなのです。小さな事こそ気にして、本気で体当たりしていくべきなのです。この本気での体当たりが小さな結果を生みだし、やがて大きな成果をもたらしてくれます。そしてこの小さな結果や、大きな成果は、周りの評価となってわが身に返ってきます。その周りの評価が自分の耳に届いたとき、「やりがい」を感じることができるのです。つまり「やりがい」とは、自ら行動して創り上げていくものであって、間違っても、会社や上司から与えられたりするものではありません。
仕事を受け身でやれば、仕事に追われることが当たり前になります。受け身の人の口からは愚痴・不平・不満・文句・言い訳が溢れ出てきます。その多くは他人に責任を転嫁させる言葉となり、ついには、自分に向かって自分をおとしめ不幸にするような言葉になります。自分が幸せになるために始めた仕事で自ら不幸になっては、本末転倒もはなはだしいことです。
この流れを変えるためには、目の前にある仕事を追えるようにし、些細なことまできっちりと打ち合わせ、前向きに、積極的に取り組むことです。そして、やるべき仕事は全部やりきるだけでなく、それ以後の仕事、その周辺の仕事へと手を伸ばしていく、仕事を通して、周りの人たちへのコミュニケーションを深めていく、このような小さな事をやり続けるしかないのです。その継続が、成果に繋がるのです。
(注)RBA日本不動産野球連盟の幹事会社は三井不動産、三菱地所、東急不動産、ケンコーポレーション。大会は中華人民共和国大使杯・モンゴル国大使杯・タイ王国大使杯・セルビア共和国大使杯の各杯をかけて争われます。
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- 引用 RBAタイムズ 2011.06 316号
お茶を飲み
お水を飲み
珈琲を飲む
もちろん
氷も入る
何でも入る
でも…そのつど洗わなければ
汚れがついて取れなくなる
部屋もしかり
なんでも入る
でも…捨てなければガラクタの山
突然の来客、大丈夫ですか?
心もしかり
何でも入る
でも…忘れなければ傷と残る
汚れた部屋は、人に見せられない
傷ついた心は、人に触れられない
さて
貴方の部屋は何を捨て、何が残されていますか?
貴方の心は何を忘れ、何を覚えさせていますか?
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・・・・・ RBAタイムズ 2010.12 313号
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・・・・・ RBAタイムズ 2010.11 312号
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・・・・・ RBAタイムズ 2010.10 311号
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・・・・・ RBAタイムズ 2010.09 310号
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・・・・・ RBAタイムズ 2010.06 308号
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・・・・・ RBAタイムズ 2010.05 306号
いまの文化・文明を見直すとき
現時点で必要な支援方針5ヵ条
一分間の黙祷の後、朝礼で社員にこう話しました。
『東日本巨大地震に見舞われて、自然というものの大きさ、また人間の文化・文明の無力さ、自然環境と人間社会というものを見直さなければいけない段階に来ていることを痛感します。生きている者として、犠牲者へ冥福を祈ることは勿論のこと、また被害に遭っている方に救援の手を差し伸べることは勿論のこと、それだけに止まらず、我々は今人間としての文化・文明を根本的に見直していかなければいけません。もう一度みんなが心の中にしっかりとそれを構築する、その責任があるのです。今までの歴史を見ますと、天変地異というものは少なくとも人心に反映しているといっていいでしょう。人間も自然界の一員であることが歴史の中に如実に物語られています。まさに今回の巨大地震も、現在における国会の乱れ、そしてまた国内においても海外においても人間社会における様々な乱れがあるなかで起きた出来事といえましょう。100年後・200年後の心ある人が歴史を紐解いた時、これまでと同じように私たちの生き様と天変地異の整合性を見出すでしょう。そう見抜かれてしまうのではないかと感じます。
この事故が、この事態が、この災害が我々の人生にとって、原点に帰らなければいけない大事なきっかけだと重く捉えましょう。だからといって下ばかりを向いていてはいられません。皆さん方のご家族・ご友人が東北地方にいらっしゃるのであれば早急に連絡をとり、無事であれば素直に喜ぶ、それと同時に、震災と闘う皆さん方への想いを発信し、あわせて日本の復興のために、生活を通じて社会に貢献する日々にしていきましょう。』
石原都知事が「天罰」と発言しました。この天罰は、一人の人間の次元ではなく、もちろん被災された方々に向けられた言葉でもないでしょう。日本人ひいては人類という次元の言葉でしょう。そもそも天罰とは、悪事に対する自然の報いという意味です。自然界に起こる異変、この東日本巨大地震がまさにそれに当たります。何事も部分最適が全体最適になるわけではありません。だからこそ、社会は人類規模の正義感と勇気を持つ人間を必要としているのです。批判を甘んじて受ける覚悟です。今回、私たちは次の支援方針のもとに、現時点での支援活動をおこないます。
①被災地に行かない!②むやみに救援物資を送らない!③電話・アクセスを控えよ!④不確かな情報は流さない!⑤むやみな買占めをしない、連鎖反応を起こさない!
私たちの目は前に付いています。前向きの目を十二分に活かして、命を得た私たちだからこそ、5つの支援を徹底して進めます。
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- 引用 RBAタイムズ 2011.02 315号
真の立ち位置がお客さまの利に
目立ち方にも作法・節度がある
平成23年の年頭に「真」を掲げた。恥ずかしながら、自分事ではあるが、皆さま方のお陰をもって、この正月で60歳を迎えることができた。同時に、第三企画株式会社は満31年を迎え、これまで幾多の山や谷を経験しながら32年目に踏み込む。この二つの巡り合わせから、原点回帰の年と定め年初を迎えたのである。
なぜ「真」なのか。その理由は、社員一人一人の努力を確実にお客さまにお届けするため、そして第三企画の本来の役目を果たすためである。300年後に向けて、偽りのない純粋な混じりけのない第三企画として、正確に本来の状態で在り続けるために、この一年を費やそうとの決意の現れがこの「真」である。
真といえば「真・善・美」と続く最初の言葉である。
真とは、真っ正直に真剣に取組む行動。
善とは、尽己、常にお客様のために自ら積極的な行動。
美とは、敬う心、感謝の心、愛情の心に基づく行動、である。
そして真理といえば、誰も否定できない理(ことわり)・法則である。
例えば、「太陽が東から昇る」という事実は理・法則である。
事実であるから、ここに善・悪は存在しない。事実は事実である。この意味において、世の中、目立てば表現していると錯覚してしまいがちな現代社会だからこそ、目立ち方にも作法があり、節度があると考える。広告には、「その人らしさ」がでてくるからこそ、「その人らしさ」が信頼の裏づけとなれるよう提案すること、それが第三企画の「真」である。これは、「働くその人らしさの信頼の上に、仕事が行われ、続いていくという人間関係の総称、それが仕事である」という考え方から発している。この、人としての振る舞いこそが「善=仁・義」であり、「美=敬・恥」(孟子が人間と動物の違いとしてあげたのが、仁・義・敬・恥である)であるという立ち位置にいる。「真」にその立ち位置にいることこそが、ご利用くださるお客様にとっての「利」に繋がるのだ。ここでいう「利」とは、個人、会社を問わず地位や報酬等の物質的なものだけではなく、もっと幅の広い「力」なのである。
これからの一年間、私と会社のすべての存在を賭けて、お客さまのために善の振る舞いに徹し、お客さまの心が和らぐ振る舞いに徹し、お客さまに元気になって頂くための振る舞いに徹する、それが「真」を掲げた第三企画の決意である。この三つの決意をもって社員がお客さまの明かりとなれるよう、60年目に頂いた一日一日を生き抜くのが私自身の決意である。
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- 引用 RBAタイムズ 2011.01 314号
「過去は変えられない」が、
「未来は変えることができる」
と、言い聞かされてきましたよね!
そして、「後悔先に立たず」
後になって悔やんでも取り返しがつかない
だから事前に注意しなさい、とも言われてきましたよね!
だから、だんだん自信が無くなってきましたよね
そんな状態で、いくら未来を変えられる!と言われても
ブレーキを踏み続けられているようなもの
だから僕はこう考えてきました!
「過去は変えられる」もちろん、「未来も変えられる」って
だってそうでしょ!
いくら失敗したって、今成功すれば
失敗は恥じることではなく胸を張れる失敗となるんですもの
今の生き方如何によって
過去の出来事は変えることはできないけれど
その出来事の意味を変えることはできるのです
そのように僕は過去を変えてきました
当然にして、過去が変わるのですから
僕の未来もどんどん変わってきています
2012.11
今があるのは、昨日があったから
この今は、昨日から続いてるもの
そんな今は明日に続いて今となる
人は、昨日といい
今日といい
明日という
続いている瞬間のいつのことを指すのか
いくら「過去・現在・未来」といっても
ただ、それだけのことである
その証拠に
一年前の悩みを未だ悩む人は少ない
一年前の喜びを今も喜ぶ人は少ない
多くの人は、
昨日と今日と明日の三日で
人生を生きてるようなもの
その三日間の実の姿は「この瞬間の判断と行動」
そんな今を悔やむと
明日も悔やむことになる
昨日を悔やむことになる
だから僕は「今に全力で取り組む」
常に、自己ギネスを更新するために
今の自分の能力を出し切るのだ!
2012.10