久米 信廣の 「道」 254号~275号/新・「道」 276号~309号

 

No.39

RBAは前向きに生きる大きな流れ

21年目、さらなるRBA野球道を


今年で21年目を迎えることとなったRBA(Real estate Baseball Association)。皆様方の真心と叱咤激励を頂き、頂けたご指導を全力で実践する中、気がつけば21年目となりました。周りからのご指導をいただき、それを指針とさせていただけからこその20年間です。皆様方に衷心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。これからも今まで以上に人生を賭けて運営を担当させていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします。


そもそもRBAとは、日本名を「日本不動産野球連盟」といい、発足時から「RBAは、どこまでも人間と現実社会に根を下ろし、情熱をもってこれを改めていこう」とする運動であった。この運動の目的は、行動自体を目的としているので、必ずしも成功という結果を求めているのではない。すなわちRBAは、「良心と道理を旨とし、ただ、ただ、実践に徹しゆく運動体である」と定めた。その行動の目指すところは、①業界で働く人々の成長と健康と、その家族の幸せ、②業界の親睦と繁栄と発展、③国際親善への貢献である。21年前に、三井不動産、三菱地所、東急不動産、ケンコーポレーションを幹事会社として発足したRBAは、今や、中華人民共和国駐日本国大使館、在京タイ王国大使館、駐日モンゴル国大使館など海外の諸機関の協力をも得ながら、お陰さまで着実に発展している。


RBAが発足したのが平成元年、ちょうど東京ドームがオープンしたばかりで不動産業界の高揚期だった。この運動の証しとして「RBA速報」が発刊され、それが現在の「RBAタイムズ」に成長したのである。「正しい言葉」、「嘘が蔓延する社会を変えていく言葉」、「人々に希望を与えていく言葉」を世の中に流しゆきたいという強い思いがあり、そして、『よき人』、『よき模範』、『よき人生』の体現者を発掘、宣揚したいという使命感をもってRBAタイムズを発行した。手で触れ目で見ることが出来るように「具体的な誠」にするのがRBAの役目であり、それを言論面において実践するのがRBAタイムズである。


私たちは、天からの授かりものとして生を受け、この世に存在している。だから人生において肉体上の耐久力、自己制御能力、持続する意思、説得力、知性の五つが大事である。この五つが発現することで、挑戦する生き方、他人を客観的に見ると同時に人間的に見る生き方、他人を不安にさせない生き方が実現する。だからこそRBAが提供する、野球大会という場に意義がある。RBA野球道と呼ぶのがこれである。野球を通じて五つの資質を伸ばす努力を惜しまない選手の皆様方がRBAの活動に触れ、それによって、「前向きに生きる大きな流れの中にいる」ということを実感いただければ幸いである。


 

追加情報

  • 引用: RBAタイムズ 294号(2009)