久米 信廣の 「道」 254号~275号/新・「道」 276号~309号

 

No.11

“何のため”

何万年もの前から受け継がれきた命


僕の命
僕は、幸せにも人間に生まれきた
たくさんある命の中、人間の生を受けることができた
この世は連関の世、ならば必ずこの命には意味がある

僕の命は、何万年もの前から受け継がれきた命
決して僕一人のものではないと受け止めている
だから、命ある限り感謝あるのみと生きてきた

ある時までは、
何万年もの間つないでくれた人達に対して感謝の毎日であった

そしてある時から、300年後に生まれくる子ども達に対しての想いの日々となった
感謝は、有り難いことへの御礼から、
今ある命の使い方(使命=報いる日々)へと昇華した

僕は、食事しなければ生きていけない
沢山の草木や動物達の尊い命により生き存えている
僕のために草木と生まれ、魚と生まれ、動物と生まれ、
今僕となっている

今の僕は、そんな動植物達へ感謝しなければならない
動植物達からもらったこの命、
今も生きられているこの命
どんなことがあっても無駄にしてはならない!

その想いが僕に「何のため」の哲学を贈ってくれた
そして
僕の命を生き存えさせてくれている動植物達のためにも
僕は幸せにならなければならない、と想えるようになった

だからこそ、その幸せは永遠に崩れないものでなければならない!
だからこそ、他人の不幸の上に幸せを築いてはならない
だからこそ、周りの人達の幸せの上に自らの幸せを築かなければならない

そこから僕の命は、
「人の前に明かりを灯す」日々となった
そして、「人による」との哲学も形を成してきた
そして、「共鳴」のエネルギーが
第三企画を誕生させてくれた

そんな第三企画は、君との出会いをもたらせてくれた

だから僕は、君の幸せのために生きる
それが僕の命となってくれた、動植物達へ報いることと信じられるから……
僕の命をつないできてくれた人達のために報いることと信じられるから……

君の幸せが、君の家族の幸せを創り、
社会、国、世界の幸せを創る原点だから
僕の命は、君の幸せのために在る
それが僕の「何のため」だから

今日も、君の前に明かりを灯しゆくのだ!
だから今日も、明るく、元気に、朗らかに
僕の生命は、平和に向かう行動者であり続けるのだ!


 

追加情報

  • 引用: RBAタイムズ 265号(2007)