
目先に振り回される人たち
大量生産・大量消費がある
が、この「消費」の実体は
自分の欲求を、満たすために
物・時間・エネルギーを
使って「無くす」こと
そんな人達のことを
「消費者」というらしい
そう、私たちのこと
たくさんあるのにも関わらず
買い得だから、気に入ったから
押し入れ、タンスはもう一杯
> いつ必要になるかわからない
大事に取っておこうとしまい
収納ケースと物は増え続ける
もう自分の力では
手におえないと諦め
大量の荷物と暮らす
これって
「自分を大切に」してること?
片付けようと
段ボール箱から
取り出してみた
楽しかった日々
悲しかった日々
苦しかった日々
片づけを忘れ
思い出に浸る
幸せなひと時
どうしても捨てられない
これはここ、あれはここ
どうみても、場所の移動
水一杯のコップには
もう、何も入らない
片づけも同じ、同じ事
古い思い出を捨てない限り
新しい思い出は入りきらない
物が捨てられないでなく
思い出、が捨てられない
だから、新たな思い出ができない
仲よしの友達ができない
それって、
「自分を大切に」してること?
2022.06月
古今東西
私達人間は
「自分が考えたように成っていく」
そんな私達が、生きるとは
見える物や、見えないモノを
心、身体に持つということ
そうです
毎日毎日、一つずつ
今日も明日も手に一杯
気にしない間に
心も部屋も身体も
身動きが取れない
いつもいつも加えることばかり
必要なものも、必要ないものも
何処に何があるかも分からない
足し算人生の成れの果て
溜まったものに埋もれ
情報に振り回され
何を捨てていいかも
自分では分からない
何一つ捨てられない
これって「自分を大切に」してるの?
2022.05月
愛着のあるもの
手放したくないもの
まだ使い道があるもの
靴箱に
押し入れに
部屋のあちこちに
使う時は
過去に戻って
探すことから始まる
それもこれも
大切な時間を使って
時には見つけられずガッカリ
そんな時
自分に腹が立ち
周りに当たり散らす
何のためのお出かけ
探し出すためなの
心を乱すためなの
それって
「自分を大切に」してる?
それとも、何を大切にしてるの?
2022.04.月
「もう一人の自分」
私達の人生は
「残りの日々」
その「生き方」
生きる度に増えてくる
「荷物」と「思い出」
荷物は部屋、思い出は心
生きる度に
部屋は荷物だらけ
心は思い出だらけ
どちらも「満杯」
それでも苦にはならない
なぜ?満たされているから
そうはいっても
部屋にお客様は招けない
明日への希望は抱けない
思い出を捨てたくない自分
部屋を片付けられない自分
これって本当の自分なの?
今年こそ
透明人間に打ち克とう
後ろを見ても「夢」はないのだから
2022.03月
「もう一人の自分」
お正月に新たな決意
心機一転
自分も、社会も一色
2月になるともう日常
新年の思いはどこに
忙しい日常の繰り返し
どっちの自分が本当の自分?
新年の積極的な自分?
ただ流れている自分?
確かにいる
「もう一人の自分」
あなたはこの一年
どっちの自分を生きますか
どっちも一年は一年
続く
2022.02月
「透明人間に苦しめられる」
仕事をしてる時に誰かが耳元で囁く
「こんな仕事するためにいるわけじゃないよね」
それを聞いてしまうと集中できなくて失敗してしまう
またある日には別の声で
「そんなことしてて成長できるの?」
聞こえてくると、将来が不安になって手がおろそかに
またある時は
「みんな無限の可能性を持っている」
今日の結果、そして上司の評価が気になって仕方ない
耳元で囁く声を聞いてしまうと
迷いが芽生え、集中できなくなる
力が入り過ぎてカチカチ、全く動けなくなってしまう
すると、今まで気にしていなかったことも気になり
今まで何ともなかったコトが、あれもこれも、あの人もこの人も
見れば見るほど、イヤなことが増えてきてしまう
令和4年の今年一年
肩の力を抜いて、何も考えずに人助けと思い
今の自分に出来ることを、全力でやってみよう
流れるままに、自らの意志で・・・
続く
2022.1月
小学1年生になったアノンちゃん
勉強より「少女戦隊のキャラクター」が大好き
どこに行くときもいっしょ
そんなアノンちゃんも今は4年生
部屋を見わたしても見つからない
あれほど大好きだった「少女戦隊のキャラクター」なのに
そのかわりランドセルのなかでは
「隅で暮らすキャラクター」が楽しそうに
勉強時間も休み時間もいっしょ
「少女戦隊のキャラクター」が大好きだった子は
たしかアノンちゃんと言ってた
あの子は今どこにいるのだろう
「少女戦隊のキャラクター」はいるのに
アノンちゃんは見えなくなっちゃった
1年生のアノンちゃんは透明人間になったの
それとも
アノンちゃんは、べつのアノンちゃんになったの
「少女戦隊のキャラクター」が大好きな子は
どこに行っちゃったの
続く
2021.11月
勇気を出して、友達のヤシの実さんにも、下の人間さんにも
同じように、相手の気持ちになってあげよう、、、ね?
自分の気持ちと相手の気持ちは一緒だからね
いつも優しく声をかけてあげようね
相手は、鏡に映る自分の姿だから。
「自分にだけは負けないでね!」
その一言で葉っぱさんの話しは終わりました。
その後、下の人間は、ヤシの実さんの水で元気になり、
ヤシの実さんと友達のヤシの実さんは
仲良くなり今までとは違う笑い声が
小島全体に響いていました。
終わり
2021.8月
ー前編につづく【5】
そこまで話し終わって、顔を覗き込みながら
「ヤシの実さん、そう思わない?どう?」
と優しく声をかけました。
続いて葉っぱさんは
「ヤシの実さん、私達はどんな生き物も
一人では生きてられないんだ。
後ろにいるヤシの実さんがいてくれるから、
喧嘩したり、笑ったりできるんだ。
同じように、今下にいる人間さんが悲しんでたら、
ヤシの実さんも悲しくなるでしょ。」と話し始めました。
だまって話を聞くヤシの実さんの後ろでは、
同じように話を聞いている友達のヤシの実さんがいました。
打ち寄せる波の囁きと、葉っぱさんの話し声だけが
響いていました。
「みんなが楽しく、愉快になるには、
自分のことだけにならないことだよ。
ヤシの実さんの気持ちが、まわりの気持ちなんだ。
だから、何があっても投げ捨てないで、
話してあげるようにしようね。
みんな優しい心をもっているんだ。
ただそれが隠れてしまっているだけなんだ。
だから、ヤシの実さんが呼び戻してあげればいいんだよ。
いよいよ次回が最終回
2021.7月


