Daisan Kikaku Inc.
 

小さな檻に暮らすハムスター

食事は、与えられるから安心
しかし暮らす世界は小さな檻

生まれてから死ぬまで
回し車しかない檻の中
それでも暮らせる一生

食べて満足して寝て
目が覚め暫くしたら
回し車に乗ればいい

当て無くても
時間を潰せる
次から次へと

そんなハムスターは人間が作ったペット
そのもとは、ハツカネズミ
毛並みを変え、シッポを短くしたペット

食べて寝て仕事して
終わればスマホする
回し車のようにエンドレス

当てないスマホいじり
確実に時間は潰せるが
アップルという檻の中

その檻から出た時こそが
本当の自分と出会える時
そう今こそ勇気を出す時だ!

 

2014.10

自信とは
自らを信じると書く
そう、自らが自らを

もうひとつは
自ずから信じると読む
そう、自然と信じる

この違いに惑わされ
この違いに振り回され
この違いに、苦しむ

その違いは
「みずから」と「おのずから」
「自分から」と「自然に」の違い

人+言=信
自分が発する言葉と
自分が取ってる行動

この二つの関係
自と信が相反する
自と信が整合する

相反すると不信
すなわち、自信なし
整合だと、自信あり

さて貴方は、自信あり、無し
言った事と、振る舞いは
合ってる、合ってない?

 

2014.9

何かがあった時
どうしても凹んでしまう
どうしても涙が頬を伝う

理由はない
自分でも分からない
でも、悲しくなってしまう

心の何処かに
このままではいけない
そっちに行ったらダメ

もがいている自分がいる
戦っている、自分がいる
頭を上げようとしている自分がいる

それは、過ぎし日の自分との戦い
それは、負けた時の自分との戦い
それは、その時受けた傷との戦い

負けるな、今君は此処にいる
負けるな、今君は現に戦っている
それは、負けていない証拠だ

だから、これからも戦おう
自分が歩んできた過去と
思い出と染み付いてる心と

 

2014.8

「あなたが善を行うと
利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
気にすることなく 善を行いなさい

目的を達しようとするとき
邪魔だてする人に出会うでしょう
気にすることなく やり遂げなさい

善い行いをしても
おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく し続けなさい

あなたの正直さと誠実さが
あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく 正直で誠実であり続けなさい

あなたが作り上げたものが
壊されるでしょう
気にすることなく 作り続けなさい

助けた相手から
恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく 助け続けなさい

あなたの中の最良なものを
世に与えなさい 蹴り返されるかも知れません
でも気にすることなく 最良のものを与え続けなさい

これは、マザーテレサの言葉です
僕はこの言葉を実践することが、自分に生きれると信じています
この言葉によって、誰でもない自分として生きてることができています

 

2014.7

自分を嫌になっている人

自分を好きになれない人
自分を、認めたくない人

先ず自分についての考え方、間違ってませんか?
自分って、自ら意識している私でないんですよ?
自分はね、意識できる私に与えられている範囲

分かりやすく言うと
生まれた時から、自分の手の届く範囲の事
それ以外のものは手にできない、という事

それに比べて、「自己」はね
私を指す言葉
いわゆる、わたし私と思う存在

だから、勝手にどうにでも出来るんです
だから、何とかしようと本を読んだりするんです
だから、読んでいいと思う人間に自分を変えようとするんです

でも、そうはならないのです
だってそうでしょ、届く範囲の物しか手にできないのだから
見える所にあるって分かったとしても手にできないんだから

そもそも、僕達は決められた素材として生まれてきてるんだよ
だから生きるってことは、その素材を十分に活かすということなんだ
このことはどこの本にも書かれていないんだ、だから誰も分からないんだ

この続きは、来月に話すからね

 

2014.6

どうしても自信が持てない

どうみても劣っている
どう考えても納得できない

本を開けるとあなたはできると書かれている
読んでるときは安らぎがある、希望が持てる
しかし朝になると元の自分に戻る

頭では分かっている
でも現実に役に立たない
分かっているだけ自信がなくなっていく

このままではいけないと藁をもつかむように
また、本に助けを求め
都合のいい話に耳を傾ける

時には友達と時間を過ごし
時には彼氏と時間を過ごす
でも一人になったらまた同じ所

これを繰り返す自分を好きになれない
どうすることもできない自分を許せない
そんな私じゃないはずなのに

そう貴方はそんなはずでない
ただ、そのやり方が違ってる
そのやり方、来月に届けます

 

2014.5

 

天気の晴れたある日

沢山ある畑の中、ある街の畑
その畑に20本の大根の種が蒔かれました

お互い今まで知らなかった大根の種
始めての畑に筋撒きされ覆い土されました
そうしなければ、風に飛ばされ、鳥に食べられるからです

だから、一粒では覆い土を撥ね退けることができません
だから、何粒の種が力を合わせて地上に芽を出すのです
そのお陰で、20本の大根達は芽を出すことができました

しかし、芽を出すまでは必要だった仲間
その仲間をそのままにしておくと皆の生育が止まってしまう
だから、涙をのんで全体の生育を止めないために数を減らす

それは、弱い大根を、細い大根を
そして、余りにも大き過ぎる大根を、曲がっている大根を
細かく調べて、抜いていくのです

そうしなければ
皆が痩せ細って大根になれないからです
みんなが共倒れになってしまうからです

この作業をしなければ
痩せた大根が20本になります
作業をすると、立派な大根が少数できます

その重さは変わらないのです
さて貴方は、どっちを選びますか?
そして貴方は、どっちを生きてますか?

 

2014.4

思いがけない事があったでしょ
信じられない事があったでしょ
何で?と疑う時があったでしょ

一挙に不幸のどん底に引きずられたんだよね
でもね、これは誰もが避けて通れない出来事なんだ
誰にとっても、苦しみや難しく面倒なことなんだよ

そしてそればかりか、そんな時に決まって
「乗り越えられない試練はない」と友は言ってくれるんだよね
「頑張れば大丈夫だよ!」と、変な激励をしてくれるんだよね

でも誰にも、悪気があるわけじゃないんだよ
ただただ、自分が素直に聞けないだけなんだよね
本当は言っている事が間違いではないと信じたいんだよね

だって、今まで努力しなかったわけじゃないから
逆に、悪いことはしていないと思っていたから
それにも関わらずの出来事だったから・・・

よりによってなんで私なのと反射的に思ってしまい
負けそうになる自分を・・・自暴自棄に陥る自分を・・・
自分でどうすることもできなくなってしまうんだよね

だからといって諦めることはないんだよ
不安がる必要はないんだよ
そうなるのはね、この言葉の本当の意味を知らないからなんだ

この言葉の意味を正しく分かれば大丈夫だからね

 

 

2014.3

紐が切れた凧のように飛ぶな
300年後に帆翔する地球文明を

 


 2014年のテーマを「飛」と決めました。その理由は内向きの努力から開かれた努力へと舵を切るためであり、行き詰まる社会に新しい風を吹き込むためです。


 「飛」という文字は鳥が飛ぶ様子を表した象形文字です。「飛ぶ」という言葉は、空間を勢いよく移動するさまであり、上昇の機運を表しています。また、「飛び級」のように順序を飛び越えるときにも使われます。そして「ボーナスの大半が飛ぶ」というように消え失せるときにも使われる言葉です。
 一方で、音について考えると、「飛」(ヒ)は鳥の場合ですが、この「ヒ」という音は鳥に限らず他のものが勢いよく動くさまを表す音でもあります。たとえば「蜚」(ヒ)は昆虫、しかもゴキブリに代表されるイメージを持つ昆虫が「とぶ」さまを表す漢字なのです。ちなみにゴキブリのことは「蜚レン(虫偏に廉)」と書きます。
 このように、勢いよく動くことを表す「ヒ」という漢字はいろいろありますが、もちろんこのコラムは「飛」を使います。ただ、「飛」には前向きの語感とともに、消え失せてしまう語感があることを念頭に置いておきましょう。ボーナスのように、また、糸の切れた凧のように、さまよい、飛んでいってしまう「飛」は困ったものです。

 

 私たちが暮らしている社会は、数千年来、幸せを求め続けてきました。そして今は便利で住みやすい物質文明の頂点を迎えたといってもいいでしょう。物質文明を頂点に導いたものは「知」で、それは前向きに「飛ぶ」ことの結果といえます。

 ところが、その代償として大変残念なことですが、精神的に行き詰まり、悩み苦しみ病む人間を作り出していることも事実です。悩み、苦しみ、病む人間を作り出したものは「欲」といえます。それは後ろ向きの語感の「飛ぶ」なのです。ボーナスが飛ぶように、紐が切れた凧のように、「欲」のコントロールが利かなくなったところに問題がでてきます。

 これが現代社会なのです。そして、私たちは、誰であれ、この社会から逃れては生きられない生き物です。この「知」と「欲」のバランスこそが大切であり、バランスさせている個々人における「度合い」が文化といえるでしょう。
 「帆翔」という言葉があります。聞きなれない言葉かもしれませんが、鷲や鷹、海鳥などが翼を広げて気流などに乗ることにより、はばたかずに飛ぶことを表します。第三企画の社章エンブレムは鳥の王者、鷲を意匠したものですが、300年後は帆翔してバランスをとってゆったりと舞うような地球文明が来るよう、この一年を全力で生きていきます。

追加情報

  • 引用 RBAタイムズ 2014.02 347号

久米 信廣の 「飛」

 

 
 

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