2018/02/28(水) 17:10

新刊本「明大魂と人間力」-「もののふ」を育む理念

 

明治大学出身のオンリーワン偉人列伝

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著    者/百瀬恵夫・篠原 勲

仕    様/四六判・380頁、ハードカバー

定    価/本体1,500円+税

発行・発売/第三企画出版株式会社

ISBNコード/ISBN978-4-908272-08-0 C0012

◆主な内容

 「白雲なびく駿河台」の一節から始まる明治大学校歌は、日本三大校歌の一つとして名高い。その明治大学は創立135年超に及ぶ歴史を持ち、幾多の著名人を輩出してきた。しかし、早稲田大学が大隈重信、慶応大学が福沢諭吉という時の大立者が創立者なのに対し、明治大学の創立者は雪深い地方出身の若く無名の法学者三人だったことを知る人は少ない。「明治法律学校」として誕生し、まだ封建制度が根強く残り、明治新政府が強権を振るう中、「権利自由」「独立自治」の新たなる日本の針路を志向したのが明治大学だった。ここに早稲田・慶応との伝統や教育方針の違いが垣間見える。権力に臆することなく、真っ直ぐな道を歩む心と行動。それこそが「明大魂」とそれに裏打ちされた「人間力」なのである。明治大学の出身者には、「オンリーワン型」の逸材が多い。オンリーワンとは、その人物の個性が光り、他の者が追随できない様をいう。つまり、オンリーワンは限定された分野においては断トツのナンバーワンなのである。本書では、明治大学が育んだ三木武夫と村山富市という二人の異色総理、作詞・作曲家として一世を風靡した古賀政男および次々と大ヒット曲を飛ばした作詞家であり小説家の阿久悠、映画界の歴史に燦然と光る高倉健、世界的な映画監督として名を馳せる北野たけしなどの人生ドラマと功績を浮き彫りにした。また、明治大学校歌の誕生秘話、そして名監督の誉れ高いラグビーの北島忠治監督、大学野球の名将・島岡吉郎監督、多くの柔道オリンピックメダリストを育てた姿節雄監督の人生とその哲学を余すところなく書き込んでいる。明治大学がなぜユニークで世の中に評価される人物を相次いで生み出すのか、その秘密と背景を掘り下げたのが本書である。

 

◆著者紹介

百瀬恵夫

明治大学名誉教授、経済学博士。1935年、長野県生まれ。

明治大学政治経済学部卒業、同大学大学院博士課程単位修得。

明治大学政治経済学部教授、ケムブリッジ大学客員フェロー(英国)、

環球科技大学客員教授(台湾)、モンゴル国立大学客員教授、

経済産業省・中小企業庁、厚生労働省・労働局等の各種審議会委員(長)、参議院第1特別調査客員調査員、明治大学体育会柔道部部長、

同大学体育会部長会会長、同大学校友会副会長・相談役などを歴任。

 

篠原 勲

企業文化研究所理事長。1942年、東京新宿生まれ。

明治大学政治経済学部卒業。東洋経済新報社入社、会社部長、

『会社四季報』編集長、『オール投資編集長』『週刊東洋経済』論説委員、編集局次長、取締役営業局長・取締役広告局長を経て、立正大学講師、鳥取環境大学教授、㈱タウ取締役を歴任。清松コンサルタント日本代表(本社・ベトナム)。