母は〝強し〟弟は〝たけし〟 | |
著 者/北野 大 仕 様/四六判・232頁 定 価/本体1,500円+税 発 売/創英社・三省堂書店 ISBNコード/ISBN978-4-9906994-7-5 C0012
◆主な内容 北野大さんは、ビートたけしさんのお兄さんである。北野大さんは、博士号を持つ大学教授で、その真面目で誠実な人柄や豊富で幅広い見識と回転の速い頭脳はテレビでもおなじみだ。大学を中退してお笑いの世界に入った弟たけしさんは、今や映画監督としても知られる著名人。この対照的な人生を歩む北野さん兄弟は、東京下町の貧しい家に生まれたという。お父さんは、大酒のみの酔っ払い。子供の教育には全くの無関心。しかし、お母さん(さき)の躾と教育は妥協を許さぬものだったという。この北野兄弟の素晴らしい一面は謙虚であるということだ。決して威張らない。子供の頃から聞かされた「自慢・高慢バカがする」「実るほど頭を垂れる稲穂かな」というお母さんの口癖が、今でも忘れられないからである。お母さんは、二人に勉強の大事さを常に強調してきた「元祖教育ママ」である。しかし、本当に子供たちに教えたかったことは苦しさを跳ね返す「人間力」だったのだろう。北野兄弟は、母親からどのような躾と教育を受けてきたのか、北野家の真相を笑いと涙で綴ったのが本書である。 「あなたの考え方は古臭い」と言われ、「そりゃそうだよ、僕は明治(大学)の出だからね!」と笑い飛ばす大さん。貧しくとも元気だった時代の日本の家庭を、家族愛を再確認し、温かい日本の心を取り戻すための応援の書である。
◆著者紹介 1942年(昭和17年)、東京都足立区島根に4人兄弟の次男として生まれる。 1965年 明治大学工学部 工業化学科卒、2年間の民間会社勤務を経て、 1972年 東京都立大学大学院 工学研究科工業化学専攻 博士課程修了。 分析化学で博士号を取得(工学博士)、専門は環境化学。 2006年 明治大学理工学部応用化学科教授。 現 在 淑徳大学人文学部教授。 経済産業省化学物質審議会委員。 明治大学理事長付き特任アドバイザー、 明治大学校友会副会長。 タレント、ビートたけし(映画監督 北野 武)の実兄。 |