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原弘産 原將昭社長退陣 新社長に原孝氏

 原弘産は4月5日、昨年9月に代表取締役社長・原將昭氏本人の金融商品取引法違反の不祥事が発覚し、また最近の業績低迷の経営責任を明確にするため代表取締役社長を辞任、代表権のない取締役に就任するとともに、新たに取締役副社長・原孝氏が代表取締役社長に就任すると発表した。

 原孝(はら たかし)氏は山口県出身。昭和44年1月10日生まれ。平成6年1月、福岡大学法学部中退、同年2月、同社入社。平成8年3月、同社山口営業所長、同11年5月 、同社常務取締役経営企画室長、同15年5月、同社取締役副社長(現任)営業統括部長。

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 記者は、同社が日本ハウズイングに対してTOBによる業務提携・事業統合を提案していた 2 年前に原將昭氏にも話を聞いたことがある。マンションの専有部サービスが大きなビジネスになると主張されたのには共感を覚えたが、本業の開発事業や風力発電事業などはいま一つよく理解できなかった。TOB提案の時期も悪かった。

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(牧田 司 記者 2010年4月5日)