完全試合、大乱戦、逆転サヨナラ…大波乱の水曜ブロック幕開け

第23回ＲＢＡ野球大会　　水曜ブロック　6月15日試合結果

完全試合、大乱戦、逆転サヨナラ…大波乱の幕開け

野選と２つの敵失で逆転サヨナラ勝ちしたコスモスイニシア　

　雨天で1週延びた第23回ＲＢＡ野球大会水曜ブロック開幕戦が6月15 日、大宮健保グラウンドで予選トーナメント1回戦12試合が行なわれ、完全試合あり、大番狂わせあり、大乱戦ありの大波乱の幕開けとなった。

　ポラス－長谷工アーベストは、２－２で迎えた最終回、長谷工が大量５点を挙げポラスを振り切った。梅垣が好投した。７得点のうち３得点が暴投によるもので、相手のミスを突く走塁も光った。ポラスはエース清水が自打球を顔面に受け登板できなかったのが痛かった。体重100キロの巨漢捕手・菊地には投手の珠を止めるのは酷だった。

　旭化成ホームズ－積水ハウス東京中央は、旭化成が初回にいきなり５連続長短打で４点を挙げ試合を決めた。平山－松尾－三好の継投で逃げ切った。積水は先発の中村が誤算。１死も取れず降板した。２番手の寺島が好投しただけに惜しまれる。１番坂本は３打数３安打２打点の猛打賞。安打数は旭化成を１本上回る７安打。
　
　ミサワホーム東京神奈川－コスモスイニシアは、コスモスイニシアが最終回、野選と２つの敵失でラッキーな逆転サヨナラ勝ち。ミサワはまさかのサヨナラ負け。清水が好投し２－０の完封目前で味方に足元をすくわれた。ゴルフで欠場した渡辺監督に代わって藤原が采配をふるったが策におぼれた（欠場した監督が悪い＝記者）。

　積水ハウス京葉支店－三菱地所リアルエステートサービスは、参加36チーム中レーティングが35番目の三菱地所リアルが１－０で完封勝ち。２年目落合が３安打に抑えた。野球経験者の新人３人が加わり、守備力も向上したのが勝因。積水京葉は、これまで積水ハウス東京中央で活躍していた佐藤、堂原、竹内がチームを引っ張るが、散発の３安打では手の打ちようがなかった。
　
　住友林業－セキスイハイム不動産は、住林が圧勝。ＲＢＡ初登板の石井が５回参考記録ながら完全試合を達成。７三振を奪い、外野飛球は１個のみ。打線は佐藤が猛打賞の４打点をあげた。セキスイハイムの土岐監督は「私が来るとこうなる」と憮然とした表情を浮かべたが、プロゴルファー大島は「想定内」と言ってのけた。

　日神不動産－スウェーデンハウスは、スウェーデンが逆転勝ち。エースで３番の大関が決勝打を放った。日神は森山が初先発したが最後につかまった。柳原が全得点の４打点を挙げたが惜敗。

　東急リバブル－東京建物は、リバブルが若手の活躍で快勝。２年目谷村が２安打完封。かつての三冠王・岡住が仕事で欠場。プロ野球で言えば阪神金本の連続出場記録が途絶えたようで、これも時代の流れか。東建はベテラン佐林の力投報われず。　　　　　

　三井不動産販売リアルプラン－住友不動産販売は大乱戦となり、リアルプランが21－7で勝利。リアルプランの放った安打は４本のみだが、四死球は18個、敵失・暴投による得点は９点だった。エース安田は３回まで８分打を浴びた。住友不販はエース伊藤の欠場がすべて。新人北が投げたが、３回まで10四死球を与え自滅。安打はリアルプランを上回る10本を放ったが惨敗。　

　オープンハウス－ベンハウスは、オープンハウスが大量13点を挙げ大勝。土肥－北原が 3 安打10三振を奪う完封リレー。梅田、中條が猛打賞。ベンハウスはエース白井が欠場したのがすべて。荻間社長兼監督兼野手は「生まれて初めて」の見逃し三振も食らい、「若いもんは野球をやらない。もう引退だ」を連発。

　オークラヤ住宅－大和ハウス工業は、２－０でオークラヤが完封勝ち。小森が３安打無四球完封。大和ハウスは箕島－立命大の40歳の新人トミー（冨永）が２番手でデビュー。ストレートで押しまくり３回投げ６三振を奪ったが、先発の大内が２失点して惜敗。大原監督は「順番を間違えた」と反省したが、後の祭り。

　ナイス－野村不動産アーバンネットは、野村アーバンが２－０で完封勝ち。三根が３安打７奪三振。森田が決勝打を放った。ナイスは福島－正木と継ぎ２安打に抑えたが打線の援護がなかった。

　野村リビングサポート－積水ハウス千葉西は、野村リビングが16－1と大勝。参加３年目で初勝利をあげた。エース羽尾が２安打の好投。根橋、角田が猛打賞。千葉西はベテランエース八木が体調不良で欠場。門は５回まで16安打を浴びた。　