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人気必至 大京「ザ・ライオンズ横濱山下町」


「ザ・ライオンズ横濱山下町」完成予想図

 

 大京のフラッグシップ「ザ・ライオンズ」を冠した首都圏で9番目のマンション「ザ・ライオンズ横濱山下町」を見学した。

 物件は、根岸線「石川町」駅下車徒歩5分、又はみなとみらい線元町・中華街駅から徒歩8分、横浜市中区山下町に位置する13階建て全96戸の規模。専有面積は50.78m2〜82.53m2、価格は未定だが坪単価は250万円ぐらいになる模様だ。竣工予定は平成24年3月16日。施工は戸田建設。設計は日建ハウジングシステム。分譲開始は10月下旬。

 最大の特徴は、もちろん立地条件。最寄駅にも近いが、隣りには高級賃貸マンション「レイトンハウス」があり、横浜中華街、元町商店街、山下公園、横濱スタジアム、港の見える丘公園、神奈川県庁、横浜市役所、ホテルニューグランドなどが全て徒歩10分圏にある。

 もう10年ぐらい前に、住友不動産が石川町駅前で「パークスクエア横浜」を分譲して圧倒的な人気を呼んだが、立地は勝るとも劣らない。これも随分前だが、西洋環境開発が「ヴィルヌーヴ関内」を分譲して人気になったが、今回の同社のマンションがこれら2物件とともに石川町駅圏のランドマークマンションの一つになるのは間違いない。

 基本性能、デザイン、設備仕様もいい。現地の用途は商業地域だが、高さ制限がかかっており31mが限度だ。この物件は、市の「市街地環境設計制度」の適用を受けており、高さは45mに緩和されている。また、CASBEE横浜の「A」ランクを取得している。

 このため、公開空地を設け、屋上緑化・壁面緑化なども施されており、専有部へのLED照明も採用されている。バルコニーのガラス手すりには特殊金属膜がコーティングされている。間取りプランは全て間口7.4m以上のワイドスパンだ。

 外観もガラス素材を多用した重厚感のするもので、外構には自然石やレンガ調タイル、エントランスにアプローチにはカスケードも設けられる。

 82uのモデルルームは、ライオンズリビングラボが全て盛り込まれており、玄関ドアは換気機能付き。玄関・ホールは大理石張りで、フローリング・水まわりの面材は突き板仕様だ。

 モデルルームをオープンしてまだ 2 週間もたっていないが、反響は1000件に達し、来場者も1週間で200件とか。現地販売担当者は「『ザ・ライオンズ』としてはコストパフォーマンスを考えるとナンバー一かもしれない。ものすごい人気」と語っていた。

◇     ◆     ◇

 記者は、同社の首都圏の「ザ・ライオンズ」は「鷺宮」だけは見学していないが、他は全て見ている。「武蔵野」もよかったし、「善福寺公園」「国分寺公園」「中野坂上」もよかった。この物件の販売担当者の「この物件が一番」というのもうなづける。

 住んでみたい街≠ニして横浜がいつも上位にランクされるのはよく分からないが、記者は坪280万円がアッパーだろうと考えていた。横浜好きの人にとってこの立地で坪単価250万円は安い。

 敷地に一部を接して三井不動産レジデンシャルが10階建て171戸のマンションを建設中(施工は長谷工コーポレーション)だが、こちらの販売は年明けになりそうだ。しかし、それにしても商業地域に高さ31mの高さ制限を設けてどうしようというのだろうか。

  

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(牧田 司 記者 2010年10月1日)