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 記者が選んだ2012年 ベスト3マンション

 記者が選んだ2012年 話題のマンション

リノベーション
コスモスイニシア「リノマークス津田沼」

 リノベーションマンションについても触れておきたい。コスモスイニシア「リノマークス津田沼」(65戸)は、バブルの絶頂期に企画された伊藤忠商事の築19年の社宅を全面的に改修したマンションで、極めてレベルが高い。

 当初は海外赴任経験者用の住居として利用されていたそうで、二重床で天井高が約2.8メートル、共用部分には随所に天然石が用いられている。坪単価単価は116万円と安く、新築と比べ価格が圧倒的に安いのも人気となった。

 共用部分の改修は大規模修繕工事の経験を持つ大和ライフネクストが、専有部分の改修はコスモスイニシアグループのコスモスモアがそれぞれ担当した。室内給水管・給湯管、フローリング・クロス、キッチン・洗面・浴室・トイレなど最新設備への入れ替えを行ったほか、フローリングの遮音等級はLL−40だ。共用部分のLED照明や一部床・腰壁の天然石への変更を行っている。食洗機のほか、コスモスイニシアのハピカジ∞ファミリーストレージ∞FUTON収納≠熾W準装備。 

 「リノベーションマンション」は低成長の時代にマッチしており、各社の知恵比べがみものだ。三井不動産リフォームの「スマートリノベーション実験住宅」はインパクトがある。

コスモスイニシア 好調リノベ「津田沼」はバブル仕様(12/4)

 

(牧田 司記者 2012年12月28日)