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旭化成不動産レジデンス

免震の「アトラス志村三丁目」完成 質の高さ確認


竣工した「アトラス志村三丁目」

 旭化成不動産レジデンスは3月19日、同社初の免震構造を採用したマンション「アトラス志村三丁目」が竣工したことを受けて記者見学会を行った。

 物件は、都営三田線志村三丁目駅から徒歩6分、板橋区相生町に位置する12階建て全184戸の規模。設計・監理は NEXT ARCHITECT&ASSOCIATES 。施工は東急建設。平成23年3月から分譲開始しており、現在、144戸が販売済み。坪単価は188万円。棟内モデルルームをオープンしてまだ1カ月も経過していないが、高速道路の音の問題などを現物を見て確認するユーザーが増え、免震マンションであることも加えておおむね好評のようで、同社では早期完売を目指している。

   
12階部分から中庭を望む        2層吹き抜けのライブラリー     オアシスガーデン

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 分譲開始時にも書いたが、実際に完成した建物を見学してレベルの高いマンションであることを確認した。震災により販売が中断したが、ほぼ1年間で完売のメドがついたのは売れ行き好調と見てよい。

 建物は、中庭に配した水盤と公園を囲むように配されており、ガーデンライブラリー、ガーデンラウンジ、ゲストルーム、ガーデンカフェなどの共用施設が中庭に面して設置されているのが特徴。

 中庭の樹木にはバーコードリーダーを設置して樹木情報が見ることができるようになっており、ガーデンライブラリーは2層吹き抜けで24時間利用が可能。ガーデンカフェには大きな調理台が設置されており、中庭との一体利用も可能。ゲストルームは旅館の1室のような和風仕上げ。

 外周部には地域とのつながりを重視して駅からのアプローチ受けや門としての機能を持つ「グランドプラザ」、大きな枝垂桜を配した和風の「WAテラス」を設置している。エントランスには大谷石を多用している。

 住戸の商品企画では、家族ロッカー、室内物干し、ペニンシュラキッチン、 NEST コーナー、ARECSなど子育て世代をターゲットに「ともにくらしノベーション」と名付けた集合住宅ならではの提案を盛り込んでいる。

 このほか、屋上には76枚の太陽光パネルを設置、約10kWの発電量を見込んでいるほか、カーシェアリング、レンタサイクル、電気自動車対応、ソラファームなど省エネ、環境問題にも取り組んでいる。


ガーデンカフェの調理台とカップボード(写真ではよく分からないが「赤」が見事で、同社担当者や取材記者は「フェラーリーレッド」「ランボルギーニレッド」「情熱の赤」など勝手なことを話していた。日本語で言えば「緋色」か)


記者に見せびらかすように近くの公園でキスを交わす2羽のハト(記者は昨年の同じ時期にもハトの交尾を激写した。ハトはいまが発情期のようだ。スズメはめっきり少なくなったが、ハトだけはわれわれを見捨てないようで嬉しくなった)

落ち込む記者を救った2羽のハト 交尾を激写(2011/3/16)

人と環境に優しい旭化成ホームズ「アトラス志村三丁目」(2011/3/1)

(牧田 司記者 2012年3月19日)