第三企画の川口印刷工場(第三インプレッション株式会社)で発生した商品にならない余り紙を学用紙として寄付する、特定非営利活動法人(NPO)RBAインターナショナル(会長:久米信廣・第三企画株式会社社長)による学用紙贈呈式が9月1日、川口特別支援学校で行われた。贈呈は埼玉県の協力によって実現したもので、同じような贈呈式は8月4日の埼玉県立草加かがやき特別支援学校、8月18日の埼玉県立越谷西特別支援学校でも行われている。
今回の贈呈式には、RBAインターナショナル理事・金畑長喜氏(元野村不動産アーバンネット社長)が出席。金畑氏は、「RBAインターナショナルは青少年のために27年間活動を行ってきました。余り紙の寄付だけでなく、卒業生を採用する道も開いていきたい」と挨拶した。
これに対して、同校・小池浩次校長は、「多大な寄付を賜り身に余る光栄。紙価を高めるよう使わせていただく」と、「評判が高く、紙の値段があがる」意の故事をもじってお礼の言葉を述べた。
同校は昭和50年、「埼玉県立川口養護学校」として開校。小・中学部で定員は116名。同51年に高等部を新設。平成21年、現在の校名に変更。在籍生徒数は254名、教職員は133名。
RBAインターナショナルは1989年にNPOとして認証を受けた。全世界の子どもたちを対象に社会教育の推進、文化・芸術・スポーツの振興や国際協力推進に関する事業を行なっている。