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住友不動産販売がドーム進出に王手、三井リアル-野村アーバンは死闘必至 Dカップ予想

 第6回Club-D cup準決勝戦、住友不動産販売-ちばリハウスと準々決勝戦、三井不動産リアルティ-野村不動産アーバンネットの試合が11月11日(水)大宮健保グラウンドで行われる。1回戦の3試合はパーフェクトだった記者の勝敗予想を紹介する。( )内の数字は記者のレーティング。

住友不動産販売(83⇒85)-ちばリハウス(77⇒79)

 住友不動産販売がやや優勢。初戦はオークラヤ小森の粘投に手こずり、終盤に追いつき逆転勝ちしたが、力関係からすればちばリハウスもオークラヤとほぼ同じクラス。順当ならドーム進出を決めそうだ。25年ぶりにユニフォームを新調したことからもやる気が伝わってくる。勝てば2年連続3度目のドーム進出。

 先発はエース伊藤か2番手の越前か。初戦の試合後、伊藤は「次は越前」と予告先発したが、越前は肩痛を抱える。伊藤はスクランブル態勢で臨むはずだ。伊藤が投げればちばリ打線を封じるか。

 打線は好調。1番土屋、2番布施が元気。主砲の前田も犠飛を2つ決めた。逆転打を放った村井は怪物だ。足はないが、代打で登場してきっちりと結果を出した。

 ちばリハウスの先発は篠原だろう。永田らは「20代の秘密兵器がいる」と牽制球を投げたが、少なくとも今季RBAではそれらしき投手は投げていない。篠原は今季出場機会が少なかったが、万全なら住友打線を最少失点におさえる力はある。横手投げの変則モーションに住友が惑わされればチャンス十分。

 打線は代わり映えがせず、高齢化が進んでいるのが気がかりだ。しかし、野球はやってみないと分からない。窮鼠猫を噛むの場面も想定したい。

三井不動産リアルティ(86⇒85.5)-野村不動産アーバンネット(85⇒85.5)

 ここは伸るか反るか、生きるか死ぬか、天国か地獄か、天下分け目の大激戦、死闘、壮絶な戦いが演じられそうだ。

 戦前では三井リアルが優勢とみていたが、RBA大会で東急リバブルに1-2で負けた試合が気になる。松浦投手は好投手だが、変化球が決まらないと苦しい。リバブルと同様、野村には長打力を秘める選手が多い。完璧に抑えるのは難しいと見てレーティングを0.5だけ下げた。

 打線は破壊力を秘める。相手の投手がいま一つ読めないが、苦戦したリバブル猪股とはタイプが異なるので、誰が投げても攻略する力はあると見た。神が核になる。

 野村はRBA大会でも破竹の勢いで、参加20年目にして初のベスト4入りを決めた。宮島社長と前社長の金畑氏が2人して応援に駆け付けたほどで、会社のバックアップ態勢も万全。ここは一気に突破を狙う。

 先発が難しい。御前試合で見違えるようなピッチングを披露した茂木か、積水ハウス神奈川戦でさすが社会人の実力を見せつけた三根か。五分五分とみた。三根が先発なら3回までか。

 打線は、旭化成ホームズ今野から見事な安打を放ったPL出身の中川がいる。田中、塚本らの若手にかつての安打製造機・佐藤が元気。吉本もいる。松浦を攻略する打力があると見てレーティングを0.5引き上げた。

 この結果、卑怯、意気地なしと言われようと何と言われようと、記者のレーティングは85.5で同点で、予想は五分五分とした。どっちが勝っても負けても言い訳が成立する。

 安西監督と木内応援団長の〝口撃戦〟もみものだ。この二人に論議を戦わせれば、石ころだって吐く息にも吸う空気にも価値を見出すのではないか。勢い余って選手が畏縮しないかどうかも心配だが…。

 それにしても、三井リアル、住友不動産販売、東急リバブル、野村アーバンと流通の4強が激突するClub-D cupは面白い。

 

読む 2182 回読まれました 最終修正日 2015/11/12(木) 09:06
 

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