RBA HOME> RBAタイムズHOME >2013年 > 名鉄不動産「ソルヴィエントメイツ西武立川」 分譲2カ月弱で全146戸のうち100戸成約
|
名鉄不動産が分譲中の「ソルヴィエントメイツ西武立川」を見学した。2月下旬の分譲開始からわずか2カ月弱で全146戸のうち100戸を契約するなど極めて好調な売れ行きをみせている。 物件は、西武拝島線西武立川駅から徒歩1分、立川市西砂町一丁目に位置する10階建て全146戸の規模。専有面積は70.01〜92.80u、近く分譲予定(15戸)の価格は2,600万円台〜3,500万円台(予定最多価格帯2,700万円台)、坪単価は134万円。竣工予定は平成26年1月下旬。施工は長谷工コーポレーション。 2月下旬から分譲が始まっており、第1章として85戸が供給され80戸を成約。現在では約100戸が成約済みだ。来場者は週に20〜30件に達するという。 現地はこのマンションも含めて戸建て街区、商業施設、公園などを一体的に開発する西武立川駅南口複合開発事業の一角。戸建ては三井不動産レジデンシャル168区画とダイワハウス91区画、合計259区画がある。駅前には商業施設「ヤオコー」が来春にオープン。敷地の南側には玉川上水緑道と広大な昭和の森ゴルフコースがある。 建物はL字型で、南向き住戸と西向き住戸が半々ずつ。長谷工の「アイセルコ」が利用できる。 ◇ ◆ ◇ ご存じない方も多いだろうが、「西武立川」は古くから西武鉄道が用地を保有しており、昭和50年代から開発について地元立川市や昭島市と協議がされていた。立川市は基本的に開発についてゴーサインを出していたが、昭島市が難色を示し、その後もずっと手付かずだった。あれから20数年も経ってしまった。 20数年も計画がどうしてまとまらなかったのか、その後の紆余曲折を書けば面白い物語になるはずだが、不確かなこともあるのでここでは書かないが、売れ行きが好調なのは納得できる。同じ沿線で二駅新宿寄りの玉川上水駅圏では野村不動産「オハナ玉川上水」(322戸)が分譲されているが、こちらも同じぐらいの単価で売れ行きは好調だ。 現地の販売担当者によると、双方を見学する来場者は約3割だという。双方で468戸の規模だ。本来なら年間100戸も売れればいいエリアだ。圧倒的な単価・グロスの安さと水準以上の設備仕様を備えているのが人気の要因だが、これもまたアベノミクス′果か。
|
(牧田 司記者 2013年4月23日) |