人気になるか三井不動産RD「ファインコート浜田山」 「ファインコート浜田山」完成予想図 |
三井不動産レジデンシャルが 11 月下旬に販売する東京ガスの家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」を全戸標準装備した戸建て「ファインコート浜田山」を見学した。 物件は、京王電鉄井の頭線浜田山駅から徒歩10分、または西永福駅から徒歩9分、杉並区浜田山1丁目に位置する全8棟。土地面積115.75m2〜124.65m2、建物面積92.58m2〜99.61m2、価格は未定。構造は木造(2×4工法)2 階建て、設計・施工は三井ホーム。竣工予定は平成22年10月中旬、入居予定は平成23年2月下旬。 同社が「「エネファーム」を建売住宅で標準装備するのは初の試みで、家庭内消費エネルギーを表示する給湯リモコン「エネルックリモコン」なども採用。「自然庭園邸宅」をコンセプトに、常緑樹や落葉樹、季節の花々など、四季を感じられる潤いのある住環境を創出する。
◇ ◆ ◇ 現地は、永福町や西永福町の邸宅街よりはやや劣るが、近くには億ションや豪邸も建ち並んでいる高級住宅街には違いない。価格は8,000万円台、9,000万円台が中心で、最高価格の角住戸でも1億円を少し超えるぐらいだという。 このような高級住宅街で、敷地が40坪にも満たない都市型戸建てのニーズがあるのかどうかよく分からないが、最近の同社の「ファインコート」は絶好調のようだ。それにしても、このような希少の住宅街によくぞこれほどの敷地があったものだ。従前は駐車場となっていたという。 ◇ ◆ ◇ 取材を終え、帰ろうとしたら、近くの民家の軒先に置かれていたプランターでカラスがなにやらほじくっていた。花の種のようだった。カメラを構えたら、小馬鹿にしたように「カァ」と鳴いて飛び去った。「種まきごんべい」の話を思い出した。 |
(牧田 司 記者 2010年10月18日) |