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三井不動産レジデンシャル「ファインコート品川旗の台」

来場殺到! 予約も取れぬ人気

 
「ファインコート品川旗の台」

 モデルハウスオープン1週間で約60組の来場者を集め、予約も取れないほどの人気を集めている建売住宅を紹介しよう。三井不動産レジデンシャルの都市型戸建て「ファインコート品川旗の台」だ。

 物件は、東急池上線旗の台駅から徒歩5分、又は東急目黒線洗足駅から徒歩10分、品川区旗の台6丁目の第一種低層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率100%)に位置する全16棟。敷地面積は96〜100平方b、建物面積は93〜99平方b、予定価格は7,000万円台〜9,000万円台(最多価格帯8,000万円台)。竣工予定は平成22年6月下旬。構造は2×4工法2階建て。施工は三井ホーム。販売は6月の予定。

 事前内覧会を5月15日から始めており、告知はホームページでしか行っていないにもかかわらず、この1週間で約60組が来場。対応するスタッフを5人から7人に増員しても対応しきれない状態という。予約は満席で、キャンセルが発生すればかろうじて対応できるという人気ぶりだ。記者も「月曜の4時なら」という条件付きで見学させていただいた。

 現地は、中原街道から一歩入った閑静な住宅街。建ぺい率 50%、容積率100%の第一種文教地区は区内でここしかないという希少な立地条件だ。道路を挟んだ対面は森のような樹木が生い茂った邸宅で、香蘭女学校にも近接。借景が素晴らしい。敷地は元 JT の社宅跡地。

 外観デザインは、古くから英国人が住んでいた街にならって、洋風の建築様式を取り入れているのが特徴だ。コロニアル、アールデコ、ハーフティンバー、スパニッシュの4つのスタイルを採用している。

 ランドスケープデザインは、レンガ積みの外構や石張りのフラワーボックス、花台、アイアンフェンスなどを配し、個性的な雰囲気を演出している。

 各住戸の設備仕様もグレードが高い。外壁にはレンガ調タイルを用い、吹抜けの玄関やリビング天井には岩崎弥太郎邸をイメージしたという木板張り仕上げ。引き戸はソフトクローズ機能付きで、洗面室は高級マンションのそれと同じグレードのものだ。階段はメーターモジュールを採用。

  
フラワーボックス                   左が現地、右は隣接の住宅

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 建売住宅の売れ行きが昨秋から好転しており、いわゆるパワービルダー間の用地の争奪戦が激化。どんどん高値追いをしているところがあると聞いている。

 同社の「ファインコート」シリーズは、コンセプトもターゲットも異なるが、現地を見学して人気になるのも納得した。間違いなく価格に見合う価値のある物件だ。リーマンショック前なら1億円でも買えなかっただろう。価格が落ち着き、ユーザーも今が買い≠ニ判断しての人気だろう。

 「ファインコート」の人気はこの物件にとどまらず、都内の物件はどこも同じだという。昨年あたりから販売1〜3カ月ぐらいで完売するケースがほとんどだという。


リビング

(牧田 司 記者 2010年5月25日)