RBA HOME> RBAタイムズHOME >2012年 >

車に関するアンケート事例 続き 設問に反論も

 記者の独断と偏見に満ちたアンケートに反論してきた人も何人かいる。反論は想定内だった。車社会が貫徹されている今、それを正そうとするには、振り切れた振り子を元に戻すのと同様、逆に戻す2倍のエネルギーをかけないと戻らないと思い、過激な発言を繰り返している。アンケート回答事例第2弾は、反論してきた人の声を真っ先に紹介する。

●設問が偏っていると反論してきた30代男性 @350万円B2万円 F20年で3回G2万円H自宅J車だけじゃないでしょ。規制値あり。罪の意識という設問は偏りすぎK事故には加害者と被害者がいます。車を持っていてどちらになるかはわかりませんL死んでないからわからないM捨てるという表現も偏りすぎ。雇用とか、日本の経済とか、きれいごとでしょ。野球に行くにせよ、どうやって行くの? P良いと思う。ただし、CO2が減るわけじゃないQ生活を豊かに送れる。気がするR駐車場以外にも住宅に無駄は多いです。なぜか。豊かな生活を求めるから。床暖房やめれば良い。エアコンも不要。 CO2減りますよ。節電になる。でもそんな家誰が買うの?(仰る通り。「豊かな生活」とは何かを考えるべき。記者は車を全否定しているわけではない。極力、公共交通を利用し、「捨ててもいい」と思うことが第一歩だと思うし、そう思うことが捨てることにつながると考える)

●郊外に住む40代男性 私は車を使っています。(車は)いろんな負の部分はありますが、小さい子供がいて 郊外に住んでいる場合(都心のように電車がたくさんあって、タクシーもすぐに拾える環境でない)はなかなか手放せません。趣味のキャンプにいくには車が必要だし、アクティブに動くにはとても便利です(車がないと郊外で生活できないというのが問題)

●12年前までは車に乗っていた30代男性  Jかなり強いので、実家から車を借りて乗るのも必要最低限度に止めていますL後で思うと、運転中の眠気で死んでもおかしくなかったような運転状況はありました。また、雪でスリップした時は、もしも歩行者がいたら殺していたかもしれません M車がなくなればそれなりの生活に変わると思いますので、おそらく車なしでも全く気にならないと思いますが、車が存在する限りは全く使わないということにはないと思いますN建前上は人が優先となっていますが、実際の運用上はそうなっていないように思います。現状は歩行者<自転車<自動車という強弱関係が問題ですPガソリン車が電気自動車に変わることが悪いと思いませんが、だからと言って車の絶対数が減らない(増える)のであればあまり意味がない(結果的には余計に悪い)ように思います(記者は本音と建前を使い分ける社会が問題だと思う。宅建も消費者保護が目的。道交法も歩行者優先を徹底すべき)

●800万円の車を所有する60代男性  AなしB5千円程度。新車購入して7年間で、まだ走行距離1万2千キロC自宅周辺の買い物と娘夫婦の家に行く位 D20万円弱I税金等で20万円位L大学生時代、九段会館の先のカーブしている公道で都電のレールでスリップしてスピンし、危うく死ぬのをまぬがれたM75歳になったら捨てるN自転車の規制を何とかして欲しいO車も分譲マンションと同じで、自己所有が良いP長距離走れないのが難点。節電対策に矛盾している。電気自動車が増えて「原発」が再開するのは絶対に嫌R団塊の世代にとっての車は「男のロマン」です。車は費用がかかり自己所有は無駄かもしれませんが「男のロマン」は持ち続けたい(建築家。7年間で12,000キロというのは、普通の車利用者の1年間分ぐらいとか。自宅周辺の買い物のためにいくらコストがかかっているか計算してみてほしい。あほらしくないか。「男のロマン」とは … 記者も同様だが、団塊の世代はどうしてこんなに甘いのか)

●車を持とうと思わない20代男性 私は車を所有しておりませんし、あまり興味もありません。今後も保有するつもりは今のところありません。まぁ子供ができれば状況も変わるかもしれませんが … (成績抜群の営業担当)

●車を持たない30代前半の男性 1年ほど前に分譲マンションを購入して、妻と二人で住んでおります。バスで15分のところに妻の親夫婦がいるため、月に一度くらい親夫婦の車を借りて遠出や買い物に活用しております。江東区に居住している為、マンションを購入決定する際から駐車場代金も高いことから車を持つつもりはまったくありませんでした。ただし親の家の近くに住むことで、車が借りやすい環境にしたいとは考えていました。なお嫁の姉夫婦は親夫婦の家から徒歩20分くらいのところに住んでおり、そちらの夫婦も車を持たず、親夫婦が幼稚園児の送り迎えをしております。大学時代は地方の大学でしたのでずっと車に乗っていましたが …東京に出てきて、ちょっとして売ってしまいました。維持コストが高いことと、地方より車の利用効率が著しく悪い(渋滞の多さ、一時駐車料金の高さ等)から、手放すことには疑問はなく、また手放した後も大きな問題はなかったです。将来的には子供が生まれれば、車があれば楽だろうなと思いますが、おそらく車なしでうまく生活することを考えると思います(親夫婦が幼稚園児の送迎を行う … これが理想的な生活だろうと思う。昔はこうした生活が当たり前だった)

●これまで数回死ぬ思いをした40代男性  @150万円AなしB月15,000円位J多少あるL数回ありMない。必要な機会がある。家族、人生において重要な場面にもなっていることもあるN人が優先が大前提だが、現行では不備が多すぎるQ介護、病院、過疎等では行動範囲などが格段に広がり生活パターンの選択肢が増えるR車が全てダメではなく、必要な人・場所・状況に応じて使用できるのが理想ではないか? 私の父は、救急車のおかげで一命を取りとめた。ただし、車のために尊い命を奪われている方もいる、健康被害にあわれている方もいる、そのことについては非常に心が痛むしどうしようもない無力さを痛感する(同感。先ほども書いたが、記者は車を全否定などしていない。車を捨てられる人はより豊かな生活ができるといっている。本当に車が必要かどうか考えることだ。オンデマンドバスの活用や、規制緩和して乗り合いタクシーを普及させればタクシー料金は劇的に下げられるはず)

●地域格差、所得格差が生じないシステム構築を説く30代男性  @約300万円 A約150万円B約1万円/週4日程度Cレジャー/買い物/子供の習い事の送迎G8千円Hマンション駐車場I約30万円M子どもが小さいうちは手放せないと思いますP電気自動車も電気を作るのにCO2を排出しているので、ガソリン車のみが×ということではない気がしますが、走行中にCO2排出がないという点では良いと思いますR車が完全にない社会では、公共交通機関の発達した都市部への一極集中がおこり、地域間格差、所得格差等による格差が生まれてしまうため、しっかりとした都市計画に基づいた地域毎の対応が必要なのではないかと思います(記者は、車社会が地域経済の疲弊をもたらした大きな理由の一つだと思っている。車なしでは生きられない社会をつくった罪は大きい)

●いつもニコニコ現金払いで車を購入している40代男性  @350万円Aいつもニコニコ現金払いB春〜秋1万円(野球がある為)、冬3,000円Fバラバラ(現在最長で9年)、人生においては22年間で7台目G現在無料Hマンション敷地内K事故によっては∞。知らなかったL事故2回 死ぬ思いも、死なせる思いもなしMマンション内でカーシェアリングを検討中N間違っていない。香港は完全に車優先でめっちゃ怖いQマイカーであれば、いつでも出かけられる。トランクに野球道具を積みっぱなしにできるR私の二酸化炭素排出原因は野球にあります。RBA大会も近場でやってください!三郷は小旅行のように感じます。1日潰れます。神宮なら電車で来れるメンバーも沢山います(これは記者にもグサリときた。記者は、大宮も三郷もいつも最寄り駅からタクシー。選手は大変だろうと思う。このマンションは取材したことがある。いい物件だ)

車に関するアンケート事例紹介 トップは抱腹絶倒男…(3/9)

(牧田 司記者 2012年3月9日)