三井不動産リフォームは11月2日、エコでサスティナブルな価値の高いリフォーム「三井のリフォーム　スマートリフォーム」が体感できるモデルハウス（実験住宅）の記者見学会を行った。モデルハウスは平成24年11月3日（土祝）にリニューアルオープンする。

　「三井のリフォーム　スマートリフォーム」とは、エコ機器の組み合わせ主体の従来のスマートハウスとは一線を画し、住宅の基本性能である通風・採光・動線・断熱などの各種パッシブデザインをご提案し、その上でエコ機器を導入、さらにエネルギー消費の見える化でエネルギー利用の最適化を促すことで、サスティナブルな暮らしをサポートする住環境の提案を行うもの。建物の耐震診断、耐震補強、防蟻工事から内外装、設備などをすべて一新して全面改装した場合の価格は30坪で861万円（坪単価28.7万円）からという価格設定｡

　今回のモデルハウスは、築50年の木造在来の戸建住宅をリフォームし、先般リフォーム会社としては同社が唯一採択された「国土交通省 平成24年度第1回住宅・建築物省CO2先導事業」にもなっている。

　物件は、東急線自由が丘駅から徒歩10分、目黒区自由が丘2丁目に位置する築年数50年の在来工法2階建て延床面積140.60�u（42.6坪）。開館は土曜、日曜、祝日のみ、10時〜17時。平日の見学は電話で事前予約が必要。問い合わせはフリーダイアル0120-31-0563（10時〜18時、水曜定休）。

　　　　　
地窓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　通気吹抜け　　　　　　　　　　　　　　欄間付きドア

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　建物は、よく観察すると天井が傾いでいたり床がゆがんでいたりする部分もあった。築50年なら当然だろう。しかし、地窓や欄間付きドア、通風吹抜け、床面吸気口、2階暖気排熱、集熱用小屋裏収納などのパッシブデザインが優れていると思った。先の単価にはスマートリフォーム化機器の値段は入っていないが、それらの値段も含めてユーザーに十分アピールできると思った。築単価が坪30万円を割っている最近のいわゆるパワービルダーの建売住宅より優れている｡モデルハウスでは、リフォーム前の躯体なども展示されているので、その変わりように驚くはずだ。

　　　　
　　　　　　　　　　　　リフォーム前の躯体　　　　　　　　　　　　暖気導入ダクト　　　　　　　　　　リフォーム前の躯体

　　
　　　　　　　　　　　　　　1階床吸気口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リフォーム前の浴室があった部分

　　　三井不リフォーム 「スマートリノベーション」実験住宅(9/13)