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スウェーデンハウス 「mjuk (ミューク)」を公開


「mjuk(ミューク)」

 スウェーデンハウスは10月6日、住宅展示場・ハウジングプラザ横浜にオープンした新商品の「mjuk(ミューク)」を報道陣向けに公開した。このままそっくり建てるなら最低でも1億円、地価の高いエリアなら2億円はしそうだが、なかなかいい住宅だ。

 新商品については、先に行われた新商品説明会の記事を参照していただきたいが、開発テーマである生活の豊かさ幸せを実感できる仕掛けがふんだんに施されている。建物は延床面積239.72u(72.51坪)。外壁は1階部分がメキシタイル張りで、2階部分は塗り壁。

 木製の連窓に床・壁・天井、建具・面材などにはオーク、パイン材を多用し、木のぬくもりを演出。ベンチにはキャンドルを配置し光と風と影を巧みに取り込む、いかにもスウェーデンの住宅らしい工夫が施されている。

   
左からキッチン、子ども部屋、3連窓

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 統一も調和もない満艦飾のまるで無籍国の住宅が建ち並ぶ住宅展示場の是非はともかく、なぜ外観は準防火対応のコンクリートやサイディングばかりなのか、どうして無垢の木を使わないのかの疑問が沸く。

 ただ法の規制に従ったまでということなのだろうが、どうせ魅せる≠セけのモデルハウスなのだから、せめて住宅展示場だけはわが国の住宅らしい木をふんだんに用いて欲しい。スウェーデンハウスも同様だ。スウェーデンの住宅に詳しい北洋交易の佐藤好美さん(スウェーデンハウスインテリア・グループリーダー待遇)は「スウェーデンでは市街地でも外壁はみんな無垢の木を用いている」という。

 ツーバイフォー協会とNPO法人・建築技術支援協会は、木製下見板が使用できる耐火構造の外壁仕上げで大臣認定を取得したようだが、普及することを期待したい。どこかの政党が「コンクリートから人へ」という政策を掲げているが、もう一つ「コンクリートから木へ」も追加して欲しい。

  
リビング                             Fika


説明を受けた佐藤さんと横浜西店ホームコンサルタント篠原由圭さん

スウェーデンハウス スウェーデン女性に学ぶ新商品(9/20)

(牧田 司記者 2012年10月5日)