RBA HOME> RBAタイムズHOME >2011年 > 野村不動産の新ブランド「オハナ」第一弾 「オハナ 八坂萩山町」 堅調な売れ行き 「オハナ 八坂萩山町」完成予想図 |
野村不動産が今後力を入れていくというマンション新ブランド「OHANA (オハナ)」の第一弾「オハナ 八坂萩山町」を見学した。 物件は、西武多摩湖線八坂駅から徒歩5分・西武拝島線萩山駅から徒歩10分・西武新宿線 久米川駅から徒歩14分、東村山市萩山町3丁目に位置する10階建て全141戸の規模。専有面積は71.18〜87.39u、価格は2,618万〜3,968万円(最多価格帯3,000万円台)、坪単価133万円。入居予定は平成24年9月上旬。施工は長谷工コーポレーション。販売代理は野村不動産アーバンネット、長谷工アーベスト。 「 OHANA (オハナ)」については、別掲の記事を参照していただきたいが、一言で言えば「郊外の第一次取得層向け」のマンションだ。概要でも分かるように、坪単価が133万円と安く、グロスでも70u前後で3,000万円前後という買いやすい価格帯だ。先月から分譲が始まっており、これまで約50戸が契約済みだ。 さすがに月に100戸、200戸単位で売れる「プラウド」のようにはいかないが、マンション空白区の八坂で1カ月にこれだけ売れるのは好調の証だろう。同社の狙いはずばり的中したということだ。 現地は、まだ武蔵野の自然が残る一角にある。最寄り駅は八坂駅だが、通勤に便利な久米川駅まで自転車を利用する人が多いという。スーパーのダイエーには徒歩4分。ターゲットは子育て世代だが、60歳以上の熟年層も予想外に多いという。 ◇ ◆ ◇ 長谷工コーポレーションの施工の郊外マンションはたくさん見学しているが、野村不動産の独自の企画も盛り込まれている。玄関は奥行きを広く取り、ベビーカーなどが置けるようにし、下足入れの底板も着脱式としている。収納も多くとり、押入れクローゼットなど棚板を工夫することで布団などの出し入れがしやすいようになっている。フローリングは突き板仕上げだ。キッチンのシンク前包丁差しも標準装備だ。「MAMA'S LOUNGE」と呼ぶ生協宅配専用置場やミニキッチンを備えたコーナーも設ける。 坪単価が200万円、300万円の都心の「プラウド」と比較はできないが、この程度の単価の郊外型としては間違いなく水準以上だ。野村リビングサポートの24時間365日 駆けつけサービス「LIVING Q-CALL (リビングQコール」も長谷工コーポレーションの長期アフターサービス「PREMIUM AFTER SERVICE (プレミアム アフターサービス)」も利用できる。 ◇ ◆ ◇ マンションを30年以上も見続けているが、八坂駅に降りたのは初めてだ。ただ、隣駅の萩山には3年前に東京建物と西武不動産(現西武プロパティーズ)が分譲した東京都の民設公園制度適用第1号マンション「Brillia L-Sio 萩山 OWNER ' S PARK」を見学するためと、完成後のセレモニーを取材するために訪れたことはある。喫茶店一つないところだが、自然がまだ残っている落ち着いた住宅街だ。こんなところで暮らすのもいい。 |
(牧田 司記者 2011年11月10日) |