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2つの異なる外観持つ伊藤忠都市開発「クレヴィア世田谷砧」


「クレヴィア世田谷砧」完成予想図(左が東側、右が西側)

 伊藤忠都市開発は11月2日、2つの異なる外観をまとったマンション「クレヴィア世田谷砧」を販売中で、モデルルームを公開していると発表した。

 環八通りに面している東側は、通りに対して「閉ざされたデザイン」とし、西側は開放的な眺望が望めるガラスを多用した透明性の高いデザインにしているのが特徴。また、プロダクトコンセプトに「L-style Facade (エル・スタイル・ファサード」を採用。太陽や風、人の動きを建物に投影した動感あふれるL型のファサードデザインとしている。

 物件は、小田急線千歳船橋駅から徒歩11分、世田谷区砧2丁目に位置する10階建て全38戸。専有面積は56.17〜73.24u。竣工予定は平成24年3月下旬。施工は新日本建設。売主は同社のほか三信住建。

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 「2つの異なる外観」のデザインマンションは3年前にモリモトが分譲し、その翌年にグッドデザイン賞を受賞した「クレッセント船堀」で見学しているし、完成後も見ている。プラネットワークス一級建築士事務所がデザイン監修したもので、西南西の道路側に面したデザインはバルコニーの角度を15度だけ外側に傾斜をつけているため、上層階に向って壁面が広がっているように見え、コンクリート打ち放しと6種のガラス素材を用いた斬新なものだ。一方、東南東の外観はコンクリート打ち放しのバルコニーの横ラインが強調されたデザインになっている。

 伊藤忠都市開発の物件も機会があれば、見学してレポートしたい。環八に面しているのがどうかだが、その分、単価はずいぶん安い印象を受ける。

突出したデザイン・設備仕様だから売れるモリモト「船堀」(2008/3/21)

(牧田 司記者 2011年11月2日)