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三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」

物件ナビゲーターに石川遼選手を起用


「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」完成予想図

 三菱地所レジデンスと鹿島建設は8月30日、両社が共同で開発を進めている中央区晴海二丁目のマンションプロジェクトの第一期の物件名を「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」とし、9月1日から同物件HP(www.tph-harumi.com )を開設すると発表した。

 「クロノ」とはエスペラント語で「王冠」の意で、都心の輝きという想いを込めてクロノレジデンスという名称とした。同計画は、晴海二丁目区画整理事業地内約3.0ha (第1期・第2期、計29,882u)に位置する2棟約1,800戸の規模。「ザ・パークハウス」ブランドのフラッグシップと位置づけられている。

 今回分譲する「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」は、地上49階・地下2階建て全883戸。竣工予定は2013年11月下旬。販売開始は2012年1月下旬。

 ハード面では、三菱地所設計のコアウォール免震システムを採用し、三菱地所レジデンスのマンションとして初めて長期優良住宅認定を取得。建物2階に地域防災倉庫を設けたほか、居住者用の防災備蓄倉庫を各フロア(3〜48階)に完備する。ソフト面では、住民間のコミュニケーションと新しい都市のライフスタイルを創造するためのコミュニティ活性化プログラムなどを提案する。

 デザイン面では、世界的建築家であるリチャード・マイヤー氏を日本国内の集合住宅分野では初めて起用。物件のナビゲーターとしてプロゴルファー石川遼選手と契約を締結し、9月1日から同選手が登場する物件 HP を開設するほか、9月17日の同選手の20歳の誕生日からテレビCMも放映する予定。

◇    ◆    ◇

 いよいよ「晴海」のプロジェクトが始動する。記者は震災後、現地を見てきた。液状化は全くなかった。「トリトンスクエア」に道路を挟んで隣接しており、敷地東南は運河で、対岸は豊洲。基本性能が極めて高いマンションだ。当初、都の「マンション環境性能表示」で満点の星3つ(星15個)に1つ欠ける14個を獲得していたが、現在は白紙の状態になっており、ひょっとしたら満点を獲得するために動いているのかもしれない。現在、満点の星15個を獲得しているのは野村不動産の「プラウドタワー東雲キャナルコート」と、三井不動産レジデンシャルの「パーク・コート六本木ヒルトップ」しかない。

 価格がいくらになるかだが、記者は申し込みが殺到するマンションだと思っている。石川選手をイメージキャラとして起用するそうだが、知名度≠ニしては同社が「Wコンフォート」で起用した本木雅弘、東京建物が「オリナスタワー」で起用したジャン・レノ、三井不動産レジデンシャルが「芝浦アイランド」で起用したSMAPと同じクラスかそれ以上か。タレントマンションにも詳しい同業の記者に聞いたら、マドンナを起用した東京建物の「ブリリアマーレ有明」、渡辺謙の野村不動産「プラウド新浦安」、米倉涼子の「横浜タワリングスクエア」、オダギリジョーの東京建物「有明」、黒木瞳の「パークシティ豊洲」も相当なものだそうだ。(これは彼の好みも相当入っている。記者はオダギリジョーを「小田原城」の間違いではないかと思ったぐらいだ)

 記者は、知名度はともかくプロ野球の古田選手と奥さんを起用して千葉方面からも集客してヒットしたモリモトの「八丁畷」も成功作として追加したいし、タレントではないが世界の安藤忠雄の住友不動産「仙川」もある。

 野村不動産も「東雲」では星15個をアピールする模様で、今秋から湾岸≠ェ脚光を浴びるのは間違いない。

三菱地所レジデンス マンション災害対策基準を強化(8/30)

(牧田 司 記者 2011年8月30日)