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 三井不動産レジデンシャル

 「EVカーシェアリング」と「宅配レンタカーサービス」

マンションに初導入

 三井不動産レジデンシャルは7月22日、同社が分譲するマンションに電気自動車を利用した「EVカーシェアリング」と「宅配レンタカーサービス」を導入すると発表した。「日産レンタカー」ブランドでレンタカー事業を全国展開する日産カーレンタルソリューションと宅配ロッカーの最大手メーカーフルタイムシステムが共同で開発したもので、「EVカーシェアリング」「宅配レンタカー」ともそれぞれ業界初の試み。

 「EVカーシェアリング」は、電気自動車(EV)の「日産リーフ」をマンション居住者間でシェアするシステムで、希望者は事前にパソコン、携帯などから予約をすることで利用することができる。マンション内に設ける「日産リーフ」専用駐車場には充電器を設置し、24時間いつでも充電が可能とする。

 「宅配レンタカーサービス」は、マンション居住者が電話やインターネット、携帯サイトから好きな車種のレンタカーを予約し、配車時に宅配ロッカーに預けられた車両キーを受取り利用できるもの。非対面なので留守中の配車や都合のよい時間での返却ができる。三井不動産レジデンシャルは平成23年10月販売開始予定の「パークホームズ大倉山」から首都圏のマンションを中心に順次導入していく。

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 自動車(マイカー)はマンションの敵≠ニ考えている記者は、このニュースリリースに快哉を叫びたい気分だ。マイカーを捨て、マイカーを所有することでかかる費用をマンションなどの居住費に当てればワンランク上の住宅に住めるはずだからそう主張するのだが、このシステムが普及すれば、マンションの駐車場スペースも節約できるし、CO2削減にも貢献できる。

 さらにこのシステムは、単に1棟マンションだけでなく、戸建てを含めた地域ぐるみのカーシェアリングや宅配レンターとして発展する可能性も秘めていると見る。

三井不・東芝 「パークホームズ大倉山」環境共生実証(7/15)

(牧田 司 記者 2011年7月26日)