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グランドオープン3日間で80組来場

旭化成ホームズ「街かどヘーベルハウス西小山」


「街かどヘーベルハウス西小山」


  旭化成ホームズは1月13日、先にオープンした3階建・賃貸活用対応型二世帯住宅( ヘーベルハウス ロンド)の実売モデル「街かどヘーベルハウス西小山」の記者見学会を行った。

 「街かどヘーベルハウス」は、潜在的な建替え需要が見込まれる住宅地に敷地を購入し、そのエリアの特徴的ニーズや敷地条件・周辺環境などに合わせて設計した実売ベースのモデルを建設し、一定期間一般公開した後に建売住宅として販売するもので、集客が伸び悩む総合住宅展示場を補完する営業手法の1つとして2003年に東京エリアで最初に導入された。これまで売却・引渡が済んだものを含めると約240軒を一般公開してきた。

 今回の「西小山」は、地震による建物倒壊危険度5レベルの「目黒区原町一丁目」というエリアで耐震耐火性に優れた同社の「ヘーベルハウス」を実際に見学してもらうのが狙いの一つで、東京電力やパナソニックの協力により最新のトリプルソーラーや電気自動車対応、新ECOマネシステムなどの環境配慮設備が体感できるのが特徴だ。さらに、同社が独自に開発した ARIOS (アリオス)により日照、日射、採光、通風などのシミュレーションが体験できるようになっている。また、サントリーのヒット商品「パプカル」の緑化システムも採用されている。

 現地は、東急目黒線西小山駅から徒歩3分、目黒区原町一丁目の一角。建物は敷地面積約107u、延床面積約187u、重量鉄骨造3階建て。

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 そもそも、記者は豪華さを競い合う住宅展示場の住宅に違和感を持っていた。モデルハウスの単価は100万円を下らないものばかりで、「果たして誰が建てるのか」とずっと疑問に思ってきた。一次取得層に億ションを見せるようなもので、予算が2,000万円しかない人にその倍の4,000万円の住宅を見せるのはむしろ逆効果ではないかとも思っていた。

 そんな矢先、 7 年ぐらい前だろうか、同社の「街かどヘーベル」を見学した。「街かど」というネーミングがいいし、リアルサイズなのに共感を覚えた。

 今回の「西小山」は、「ヘーベル」の耐火・断熱・遮音性能が体験でき、最新のエコキュートソーラーヒート、パナソニックの「ライフニティ新ECOマネシステム」、電気自動車対応システムが見学できるなど以前と比べ随分進化していた。グランドオープンした1月8、9、10日の 3日間で80組の来場者があったというから驚きだ。来場者の中には総合展示場に行ったことがない人もかなりいるという。

 「街かど」は、総合住宅展示場と比べ「攻め」の営業手法だし、エリア深耕・密着にとってもっとも効果的な営業手法だろう。これまで約 240 棟を公開してきたというが、数字では計れない大きな効果を発揮してきたのではないか。

 参考までに、記者がほれ込んだ「パフカル」の記事も添付する。

売上げ倍々増 サントリーミドリエ「パフカル」大ヒット(2010/6/7)

(牧田 司 記者 2011年1月13日)