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 野村不動産他「プラウド東陽町ガーデンズ 」

隣接物件「プラウド東陽町」に続き人気


「プラウド東陽町ガーデンズ」完成予想図


 どこの物件もそうなのだが、野村不動産の売れ行き好調マンションの一つ「プラウド東陽町ガーデンズ」を見学した。

 物件は、東西線東陽町駅から徒歩15分、江東区南砂1丁目に位置する13階建て全110戸の規模。専有面積は約62〜87平方b、最多価格帯は4,800万円台、坪単価226万円。竣工予定は平成23年2月下旬。施工は長谷工コーポレーション。事業主は同社(事業比率80%)とトヨタホーム(同20%)。

 モデルルームオープンは4月上旬。6月13日に1期1次(70戸)の登録を締め切り即日完売し、抽選に漏れた人を対象に1期2次(5戸)を6月26日に追加販売し、こちらも即日完売した。

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 同社の広報から聞いて、人気の要因がすぐ分かった。昨年の同じ頃に分譲し、人気になった「プラウド東陽町」(168戸)の隣接地での分譲だったからだ。

 「プラウド東陽町」が分譲されたころは、リーマンショックから立ち直りかけた頃だったが、このマンションは単価232万円もさることながら最多価格帯が5,500万円台という価格帯だったにもかかわらず人気になった。人気の最大の要因は、駅からややあるが敷地南側が仙台堀川公園に面していることだった。生活環境が申し分ない上、建物の基本性能・設備仕様も優れていたのが子育てファミリー層にうけた。

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 今回の分譲棟は、「プラウド東陽町」の東隣りに位置するL字型で、やはり敷地南側が仙台堀川公園に面し、東側が道路になっている。双方のマンションを合わせると敷地の長さ約140メートルが公園に面している。

 設備仕様などは「プラウド東陽町」とほとんど同じで、「プラウド東陽町」の一部共用施設が利用できるようになっている。

 販売担当者は、「この東陽町エリアでは、当社の物件を含め大手の5物件が分譲されていますが、駅から一番遠いのに、人気はナンバー一」と胸を張った。6月にオープンしたばかりの大規模商業施設「アリオ北砂」へ徒歩8分の近さも人気を押し上げた要因の一つだという。

 昨年分譲の物件がよく売れたからといって単価を上げず、逆に東南東向きの住戸が52戸と半数近く占めることから単価を6万円下げている。良心的な単価設定だ。

野村不動産「プラウド東陽町」1期90戸がほぼ即完(2009/7/28)

(牧田 司 記者 2010年7月1日)