RBA HOME> RBAタイムズHOME > 2009年 >

 

第21回RBA野球大会 水曜ブロック準決勝戦(10月21日)

水曜決勝は旭化成ホームズ−住友林業

 
先制のホームを踏んだ北寒寺を向かえる旭化成ナイン(左)とリバブルを破った住林ナイン

 

旭化成は6年連続、住林は11年目で初のドーム進出  

 水曜決勝は旭化成ホームズ−住友林業――第21回RBA野球大会水曜ブロック準決勝戦 2 試合が10月21日、大宮健保グラウンドで行われ、旭化成ホームズがちばリハウスに18 −2、住友林業が東急リバブルに8−5でそれぞれ勝ち、東京ドーム進出を決めた。旭化成は6年連続、住林は大会参加11年目にして初の決勝進出。  

 旭化成ホームズ−ちばリハウスは、旭化成が制球難に苦しむ篠原投手からいきなり4点を挙げ、その後も6回まで毎回得点の大量18点を上げ圧勝。三好が5打数4安打5打点の活躍。ちばリは頼みのエース篠原が不調だったのが全て。守備陣も破たんした。  

 東急リバブル−住友林業は、序盤の投手戦から中盤以降は乱打戦の意外な展開になり、結局はミスの数が少なかった住林が押し切った。稲田−西野−芝原の3継投が決まった。ベテランの鈴木、近藤らの活躍も目立った。リバブルは優位に試合を進めたが、逆転されてからはミスが続出した。

 

旭化成ホームズ 18−2 ちばリハウス

1
2
3
4
 
合 計
旭化成ホームズ

18

ちばリハウス

 

東急リバブル 5−8 住友林業

1
2
3
4
 
合 計
東急リバブル

住友林業

 

ここが見どころ 記者の勝手予想

 10月2日掲載  (   )内は記者のレーティング

ちばリハウス( 78 )−旭化成ホームズ( 90 )

 記者のレーティングでは旭化成ホームズが 12点の大差をつけている。旭化成は現在、総合優勝3連覇中で、今年も含め4年間負けなし。27連勝中だ。今年はこれまでのチーム打率が.324と断トツで、投手防御率も1.54とトップのちばリハウスの0.99に次ぐ2位。守備もいい。負ける要素を探すのに苦労する。

 先発は平山もありそうだが、ここはやはりエース今野か。昨年同様、自責点はゼロで四死球もない。山本捕手のリードの巧なのも目立つ。打線はどこからでも突破口を見出せる。

 対するちばリは、投手防御率はトップだが、チーム打率は.169しかなく、明らかに得点力不足だ。今年2年目の主砲菅谷の不振が響いている。昨年、3本の本塁打を打ち本塁打王になったが、最近覚えたゴルフのせいか、完全にゴルフスイングに陥っている。レベルスイングに直し、コンパクトに振ることを心がけないと苦しい。横田、江田らにその分負担がかかりそうだ。

 エース篠原は、一皮むけたか、安定感が一層増した。5試合全て投げきり、1点未満の防御率は立派だ。強打の旭化成打線を完封するのは容易ではないが、最小失点に抑え、勝機を見出したい。どちらかといえば篠原タイプを旭化成は苦手とするはずだ。

住友林業( 83 )−東急リバブル( 81 )

 レーティングは、わずか2点差で住友林業がリード。勝敗はどう転ぶか全く分からない。住林は稲田投手が調子を上げている。準々決勝戦のすみしん不動産戦では完璧のピッチングを見せた。ストレートの威力が十分で、カーブ、スライダーの切れも申し分なかった。フォークも投げるというから相手は辛い。 ただ、これまで完投が1度もない。スタミナがないとは思えないが、ここも継投か。

 2番手は、投球術に長けている芝原か、若手の西野、肩の調子がよければ柴田などだろう。リードの場面でつなげれば理想的か。

 打線は、遠藤、松本、大坂らが中心。チーム打率.208が語っているように、得点力がやや不足しているのが弱点。機動力をいかしたい。

 東急リバブルは、どちらかといえば打線のチーム。昨年の首位打者古屋が絶不調で、得点力は半減しているが、1番打者に定着した河野の調子はよさそうだし、三ケ島、遠藤、山田らも調子はいい。主砲岡住は2発放っているが、安打はこの 2 本のみ。打撃不振でも長打力の魅力は秘めている。

 投手は遠藤−猪股の継投だろう。遠藤は、やや調子に並みがあるのが不安材料。特に立ち上がりに不安がある。序盤を乗り切れば、防御率ゼロの猪股が待っている。

 いずれにしろ、接戦になりそうで、つまらない四死球や守りのミスが致命傷になりかねない。守備力はリバブルがやや優勢と見た。


「オイ、ハヤベ!お前はどうして出ないんだ」(リバブル早部選手の相棒)


(牧田 司記者10月21日)

ページトップへ戻る