デザイン秀逸　モリモト「クレッセント多摩川センティア」

もうすぐ完成の「クレッセント多摩川センティア」

　モリモトが現在分譲中のマンション「クレッセント多摩川センティア」を見学した。一昨年に早期完売した「クレッセント萩中」と同等のレベルの素晴らしいマンションだ。

　物件は、京浜急行本線雑色駅から徒歩5分、大田区仲六郷二丁目に位置する５階建て全43戸の規模。専有面積は約63〜83平方�b。坪単価は247万円。引渡し予定は３月末。設計・監理は庵都市建築設計事務所、外観デザイン監修はスタジオ建築計画、インテリアデザイン監修はカン・デザイニングオフィス、施工は志多組。

　昨年８月から分譲されているもので､現在、残りは10戸。昨年のリーマン・ショック以降の市況急変と同社の会社更生法申請で、動きはばったり止っていたが､年明けとともに新規オープン時と変わらない来場者があり､土曜・日曜日は満席になるほどの盛況だという。

　外観デザイン監修に「代官山ヒルサイド」などを手がけた建築家・元倉眞琴氏を起用。白とグレーのタイル張りが印象的な外観だ。インテリアデザイン監修は鈴木ふじゑさん。カラーリングは白を基調に、重厚で上質なデザインを演出している。基本性能・居住性能も高く、二重床・二重天井、逆梁アウトフレーム、 2.3 メートルサッシなどを採用している。

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　一昨年、同社は「クレッセント萩中」を分譲して人気になったが､今回の「多摩川」も同等のレベルのマンションだ。社内でも「グレードは『萩中』を上回るかも」との声があがっているという。販売担当者は「萩中と一緒に見ていらっしゃるお客さまの評価も高い。仲六郷は雑色駅件でも住みやすいと言われているエリア。3月末入居に向け完売したい」と意気込んでいる。

　現地には銭湯があり、酒２合で480円の居酒屋があるなど典型的な下町で、二子玉川や自由が丘で分譲したら圧倒的な人気を呼びそうなこのデザイナーズマンションとはやや��違和感�≠煌oえたが､このようなレベルの高いマンションを買わなければならない。