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コスモスイニシア 4社共同で販売に合意

全796戸の「ヴィーガーデン ザ・レジデンス」



 コスモスイニシア、大和ハウス工業、 伊藤忠都市開発、伊藤忠商事の4社は12月25日、全796戸の大型マンション「Vi : GARDEN The Residence (ヴィーガーデン ザ・レジデンス)」を4社共同で分譲することに合意し、来年1月30日にモデルルームをオープンし、第1期1次の販売を3月から開始すると発表した。

 同プロジェクトは、 IHI (旧・石川島播磨重工業)田無工場跡地を活用した敷地面積約約9万 4千uの複合開発の一角に立地する。西東京市としては初めてとなる官民一体の地区計画を策定し、住宅・商業(スーパー「サミット」、家電専門店「コジマ」ほか)・医療(医療法人沖縄徳洲会)・公園を整備する。

 物件は、JR中央線武蔵境駅からバス約15分バス停下車徒歩4分、または西武新宿線田無駅から徒歩14分、西東京市向台町3丁目に位置。専有面積は約68〜124.74u、価格は未定。竣工予定は平成22年8月下旬。設計・施工は清水建設。

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 同マンションは、コスモスイニシアが単独で今夏に分譲開始する予定になっていた。ところが、同社は今年4月、「事業再生ADR手続」を申請したことから販売を中断、同年9月、事業再生ADR手続が成立し、事業再生計画が承認されたことを受けて今回の発表となった。

 記者は、5月にモデルルームを見学し記事にもしたように、環境のよさと物件の質の高さを訴えれば間違いなく早期完売すると書いた。その後、状況の変化はあったが、基本的には見解に相違はない。当初の分譲予定単価の変更はあるかもしれないが、安くなることはあっても高くなることはないと見ている。

 モデルルームに変更を加える必要も感じない。強いてあげれば、コスモスイニシアが開発した「ハピカジ」をオプションでもいいから加えて欲しい。「西船橋」に採用してからその後は見ていないのが残念だ。

坪165万円!各層に受けそうなコスモス「ヴィーガーデン」(5/29)

(牧田 司 記者 12月25日)