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小金井公園に近接 あらゆる層に受ける

コスモスイニシア「ヴィーガーデン」


「ヴィーガーデン ザ・イニシアレジデンス」完成予想図


玉川上水

 

 コスモスイニシアが今夏に分譲予定の「ヴィーガーデン ザ・イニシアレジデンス」を見学した。バス便ではあるが、予定価格(坪単価165万円)の安さと環境のよさ、質の高さを訴えきれれば早期完売できると見た。

 物件は、 JR 中央線武蔵境駅からバス15分徒歩4分、または西武新宿線田無駅から徒歩14分、西東京市向台町3丁目に位置する19階建て全795戸の規模。

 1期(戸数未定)の専有面積は約68〜130平方b、価格は3,100万円台〜7,600万円台(最多価格帯3,500万円台の予定)。坪単価は165万円。竣工予定は平成22年1月。施工は清水建設。

 敷地は石川島播磨の工場跡地で、全体で9ヘクタールもある都市型産業施設との複合開発だ。一部、どのような施設が建設されるか決まっていないが、すでにスーパーが建設済みだ。さらに敷地の南側には公園が整備され、多摩湖自転車道が通っている。歩いて数分には小金井公園と玉川上水もある。

 これだけで十分価値のあるマンションだが、単価が安い。記者は、現在の市況を考えると坪単価200万円は無理で、180万円ぐらいが妥当な価格だと思った。165万円という価格については、現地の販売担当者によると、ユーザーも安いと感じているようだ。三鷹や武蔵境の駅近マンションの半値以下だ。

 モデルルームの出来がまたいい。施工の清水の戸境無梁型工法・空洞プレストレスコンクリートパネル工法が採用されており、梁型が出ないスッキリした居住空間が確保されている。 70 平方b台の住戸のスパンは 6500 ミリ以上確保されている。フローリングの遮音等級はコスモスイニシアが標準装備としているLL−40だ。設備仕様も水準以上とみた。

 驚かされたのは、最上階の130平方bタイプの住戸プランと設備仕様のグレードの高さだ。詳細は省くが、モデルルーム来場者が一様に驚くという。デザイン性にも優れている。それが7000万円台という価格設定だ。記者は億ションと言われても驚かない。それほど優れている。このタイプは8戸しかなく、数倍の競争倍率になるはずだ。

 ゴールデンウィークから事前案内会をスタートしており、これまで約350件の来場者がある。もともと地元に縁のある千葉や横浜方面からの来場者もあり、初めてマンションを購入する層も目立っているという。

 バス便物件は、同物件に近接する物件も含め総じて売れ行きはいま一つだが、この環境と価格の安さ、総合的な物件の力を訴えきれれば完売には時間はかからないだろう。若年層だけでなく、あらゆる年齢層からも支持される物件だ。


130平方メートルタイプのモデルルーム

   
         建設中の現地                             多摩湖自転車道

 

(牧田 司 記者 5月28日)