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3,837世帯からなる「芝浦アイランド自治会」設立に拍手

 
「芝浦アイランド島祭り」

 

 芝浦アイランド ケープタワー管理組合、芝浦アイランド グローヴタワー管理組合および三井不動産で構成する「芝浦アイランド自治会(東京都港区芝浦四丁目)」は12月15日、全3,837世帯からなる「芝浦アイランド自治会」を11月1日付で設立・活動を開始したと発表した。

 芝浦アイランド自治会は、超高層棟を中心に、分譲・賃貸マンションなど計5棟3,837世帯から構成される港区内最大規模の自治会であり、また、複数のマンションがひとつの自治組織として構成されているものとしても港区では初となる。

 災害時の対応を含め、将来にわたる生活環境の維持保全とともに、周辺地域も含めた良好なコミュニティ形成を目指し、入居開始以降、管理組合の理事をはじめとした住民有志と開発事業者である三井不動産の間で議論を重ね、平成20年3月の芝浦アイランド自治会設立準備会の組成を経て、当自治会の設立にいたった。11月8日(日)に行われた「芝浦アイランド島祭り」には約3,000人が参加した。

◇     ◆     ◇

 記者も、マンションの居住者で管理組合の組合員だ。記者も含め居住者の中には管理組合とは別の自治会をつくり、近隣住民や町内会、青小協などとともに地域の活性化、コミュニティの形成を図らなければならないと考えているが、結成には至っていない。区分所有法や管理規約では法的な規制もあり、コミュニティ形成には限界がある。

 今回、「芝浦アイランド」で分譲・賃貸を含めた自治会設立は極めて珍しいのではないかと思われる(かつての分譲と賃貸が複合した公団マンションにはあるかもしれないが)。非常に結構なことだ。各管理組合の理事の方々もそうだが、自治会結成のために活動した三井不動産はさすがというべきか。 

 このような組織をつくる上でデベロッパーや管理会社が大きな役割を果たす。どんどん情報を公開し、自治会設立を支援して欲しい。管理組合と自治会は車の両輪のような存在だ。

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(牧田 司 記者 12月15日)