RBA HOME> RBAタイムズHOME >2009年 >


旭化成ホームズ「アトラスタワー茗荷谷」1期100戸完売へ


「アトラスタワー茗荷谷」完成予想図

〜「くらしノベーション」プロジェクト第一弾〜

 旭化成ホームズは11月25日、子育て世代を支援する生活提案「+NEST(プラスネスト)」を12月1日から全国で新発売するとともに、今年9月に30周年を迎えた「住生活総合研究所」の名称を「くらしノベーション研究所」に改称すると発表した。また、「+NEST(プラスネスト)」の提案を盛り込んだマンション第一号「アトラスタワー茗荷谷」の記者内覧会を行った。

 「+NEST(プラスネスト)」の「NEST」は「巣」意味し、子育て期の家族の生活を「家事」「子育て」「家族それぞれの自立」という側面から総合的に支援し、家族間のコミュニケーションを深める暮らしを提案する住生活( ライフスタイル)提案型の住ソフト商品。

 今回の提案は、これまでの住生活研究所の調査・研究を踏まえ、「ペニンシュラキッチン」「+NEST空間」「家族ロッカー」「室内物干しコーナー」の4アイテムで構成される生活スタイルを提案している。

 今後、同社の戸建住宅やマンション、リフォーム事業、不動産流通事業などへも提案していく。

 「くらしノベーション」は、「暮らし」と「イノベーション」を併せた同社の造語。

◇      ◆     ◇

 4つの生活スタイルの提案については、後ほど紹介するとして、「アトラスタワー茗荷谷」を先に紹介する。

 この物件については、先に見学もし、記事にもしている。単価はやはり坪400万円は超えず、平均380万円だった。この時期としては決して安くない単価だが、想定内の価格設定だった。

 驚いたのは売れ行きだった。先週に優先分譲として20戸が供給され、全て申込が入ったという。さらに今週末に抽選分譲される80戸についても、完売のメドが立ったという。今回分譲された住戸は70平方b台の8,000万円台が中心だ。

 同社開発事業本部技術部部長・荻英氏は「価格が1億5,000万円台で特別仕様の106平方bのモデルルームタイプ3戸については全て申込が入っている。今週末に抽選する住戸についても、ほぼいけるだろう」と語った。

 特別仕様の住戸は、自然石がふんだんに用いられ、建具・面材はウォールナットの突き板仕様で、天井高は2700ミリ。

 記者は、正直言ってここまで売れるとは思っていなかった。駅に直結し、周辺には跡見学園、お茶の水女子大、貞静学園、拓大、筑波大附属高校や、有名校の窪町小学校にも3分とか。文京地区のど真ん中という好立地は理解できるが、グロスで8,000万円台の住戸が100戸も早期完売するとは…。子どもの教育のためには親も、あるいは祖父母も一生懸命なのだろう。

 「+NEST(プラスネスト)」提案では、 「ペニンシュラキッチン」「+NEST空間」「家族ロッカー」が提案されていた。それぞれスグレモノだが、「家族ロッカー」は狙いどおり子どもや夫が片付けの習慣を身につけられるかどうか…。記者は「室内物干しコーナー」を設置して欲しかったのだが、天井が二重天井になっており、構造上難しいので設置しなかったそうだ。

駅に直結 旭化成ホームズ「アトラスタワー茗荷谷」(11/13)

(牧田 司 記者 11月25日)