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日本インテリアデザイナー協会(JID)主催

「ケアを支えるデザイン展」24日まで

 

 日本インテリアデザイナー協会(JID)は11月19日〜24日まで、「ケアを支えるデザイン展」を新宿・リビングデザインセンターOZONE」(新宿パークタワー内)で開催している。

 料理家・辰巳芳子さんが考案したコンパクトなワゴンと調理器具を展示するほか、つえ・支えるデザインの展示、健康と生活の中にみつかるケアデザインの展示などを展開する。

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 初日の19日には、スウェーデン屈指の建築家オーレ・アンダソン氏の著書「 Rooms for Care 」出版記念のシンポジウムが開かれた。第1部では、アンダソン氏が「スウェーデンのケア<fザインの今」と題する基調講演が行われ、第2部では「ケアを支えるデザイン」をテーマにパネルディスカッションが行われた。

 パネルディスカッションは、千葉大学名誉教授・清水忠男氏の司会により金沢美術工芸大学教授・荒井利春氏、東北工業大学准教授・石井敏氏、お茶の水井上眼科病院理事長・井上賢治氏、日本トイレ研究所代表理事・加藤篤氏、高齢者の住まいをつくる会理事長・吉田紗栄子氏がそれぞれの立場からデザインに付いて語り合った。各氏とも「現場」にこそ優れたデザインのヒントがあることを強調した。


シンポジウム

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 シンポジウムを企画・運営したのは同協会の「からだとこころのケアデザイン委員会」で、主旨説明を行ったのは同委員会の代表を務める小野由記子さんだった。小野さんは「デザインは、その場所を心地よく、穏やかにさせる心遣いを形に表すもの」と語った。

 小野さんと小野さんがデザインを担当したマンションについて書いたことがあるので添付する。


小野由記子さん

「モデルルームは新鮮な暮らし方の提案が要」(2008/6/2)

(牧田 司 記者 11月20日)