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ビンゴをなくした「不動産広報研究会」懇親会に拍手


「不動産広報研究会」懇親会(写真提供は不動産データ&ジャーナル社社長・浅見貞男氏)

 記者は2年前、「広報は車の前輪″L報活動に力を」と題する記事を書いた。大手デベロッパー8社の広報部が組織する「不動産広報研究会」の懇親会に関連する記事で、8社とは住友不動産、大京、東急不動産、東京建物、藤和不動産、野村不動産、三菱地所、三井不動産(順不同)のことだ。

 その記事の中で、「もっと時間を有効に使っていただきたい…会はおおよそ2時間ぐらいに設定されているようだが、ビンゴ≠ネるアトラクションが毎年行われるため、各社の方々と懇談できるのは1時間ぐらいしかない。1時間では8社全ての方々とゆっくり懇談できない」と書いた。

 先日も、その懇親会が行われたのだが、何と問題の「ビンゴ」がなくなっていた。どうしてなくしたか、今回、幹事を担当した三井不動産の方にも聞いたが、ほとんど記者と同意見のようだった。

 懇親会は、あまり仕事の話などは出ないが、やはり取材のチャンネルを設ける意味で、取材経験の少ない新米記者などにはありがたい懇親会だ。三井不動産によると、これからはどうなるかは分からないということだったが、ビンゴが復活しないように願いたい。

 この日は嬉しくって、たくさん飲んだ。はしゃぎまわった。ご本人も「書いていい」とのことだったので紹介するが、この広報8社会の中には広報歴27年の藤和不動産経営企画部広報IR室課長・益和江さんと、同25年の大京グループ広報部担当部長の伊奈幸雄氏がいる。広報の主≠フような存在だ。

◇     ◆     ◇

 参考までに、取材する側が見習いたいことを紹介しよう。ある会社の記者は、このような懇親会であろうと名目は何であろうと、「飲むのはいいが、食べものは口にしない」よう社長命令を受けているという。食べながら話すのは失礼で、話もしづらいというのがその理由のようだ。食べるひまがあれば取材しろ≠ニいうことのようでもある。

 記者も、これにはうなってしまった。確かに貴重な時間なのだから、食べものはなくしてもいいのかもしれない。次の幹事会社がどこか知らないが、各社で話し合って、食べものはなくしてはどうか。

広報は車の前輪″L報活動に力を

(牧田 司 記者 7月17日)