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三井不動産RD・相鉄不「橋本レジデンス」

三井不RD ソフトクローズ機能付き引き戸標準装備


「橋本レジデンス」完成予想図


 「MID OASIS TOWERS (ミッドオアシスタワーズ)」の記者見学会が行われた同じ日、橋本駅圏のもう一つの注目物件、三井不動産レジデンシャルと相鉄不動産(事業比率は50:50)の定期借地権付きマンション「橋本レジデンス」を見学した。

 物件は、京王相模原線・JR横浜線橋本駅から徒歩5分、相模原市橋本3丁目に位置する14階建て全192戸の規模。専有面積は約54〜99平方b、1期の分譲戸数は未定だが、「ミッド オアシス タワーズ」とほぼ同時期になりそうだ。価格は1,800万円台〜4,800万円台(予定最多価格帯2,800万円台)、坪単価は130万円の予定。竣工予定は平成22年8月下旬。期間約61年の定期借地権付き。施工は三井住友・相鉄建設共同企業体。

 注目されるのは、二つの物件は競合するのかしないのか。駅からの距離と単なる価格の安さなら「橋本レジデンス」に軍配が上がるが、立地条件と所有形態の差がどう出るかだろう。「ミッド オアシス タワーズ」は駅からややあるが、「アリオ橋本(仮称)」に隣接し、住環境も整備される子育てにはいい環境にある。一方の「橋本レジデンス」は駅に近いが、用途は商業地域立地。子育てにはどうか。

 「橋本レジデンス」の単価は安いが、70平方b台で月額地代は5万円を超えるというから、管理費や修繕積立金を入れると7万円はかかる。このあたりをユーザーがどう判断するか。熟年層やDINKSには最適とみたがどうだろう。

 三井不動産レジデンシャルは10年前、同じ橋本駅圏で定借マンション「パークヴェール橋本」(123戸)を東京建物とのJVで分譲し、圧倒的な人気を呼んでいる。坪単価は120万円ぐらいだっただろうか。競争倍率は数倍に達したと記憶している。

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 この物件でも、大きな収穫があった。それは「ソフトクローズ機能」付き引き戸が採用されていたことだ。

 三井不動産レジデンシャルのソフトクローズ機能付きマンションについては、先に記事で紹介した同じ定借の「パークホームズ若葉台ステーションハウス」(66戸)でも採用されていた。同社は今後、全ての物件でこのソフトクローズ機能付き引き戸を採用していくという。

 ここでは詳細について触れないが、記者はあと2〜3年もすれば、このソフトクローズ機能付き引き戸が当たり前の仕様になると思っている。それほどスグレモノ≠セ。このようなちょっとした工夫がユーザーの心をとらえるのだと思っている。

 同業他社にも是非、このソフトクローズ機能付き引き戸の採用を勧めたい。いまなら差別化につながる。

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 同じ橋本駅圏では、野村不動産が「プラウド橋本」を近く分譲する。詳細は未定だが、駅から徒歩4分の19階建ての107戸だ。

「ソフトクローズ機能付き引き戸は主力商品」ムラコシ精工(2/17)

(牧田 司 記者 5月7日)