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これぞ億ション「クラッシィハウス高輪」が人気

「クラッシィハウス高輪」完成予想図

 

元高松宮邸の一部跡地の全39戸

 久しぶりにこれぞ億ション≠ニいう物件を見学した。住友商事・三菱地所の「クラッシィハウス高輪」だ。

 東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金高輪」駅から徒歩 5 分、港区高輪1丁目の元高松宮邸の一部跡地で建設中の地上 5 階・地下 1 階建で 39 戸の規模だ。専有面積は約 73 〜 175 平方b。坪単価は550万円。販売代理はケンコーポレーション。

 外観意匠、共用スペース、内装、住戸プランニングは建築家・今井 敦氏が担当。共用部には人間国宝・江里佐代子さんの截金作品も展示される。

 住戸プランは、東西軸が長い敷地形状を生かしたワイドスパンで、全く衒いのないシンプルなデザインなの特徴だ。内装は白が基調で、黒の格子扉がアクセントとして用いられている。

 壁は塗り壁、リビング扉は天然木ブビンガ突板鏡面塗装仕上げ、天然の一枚岩を堀り込んだ浴槽、オリジナルデザインの天然石カウンター、AEG製キッチン食洗機、天然石のアイランドシンク、ハンスグローエ社製の水栓などなど。いずれも高級品が用いられているが、億ションによく見られるようなごてごてしたものが全くなく、気品が漂ってくる。

 坪単価は高いようにも感じられるが、全体的な質を考えればむしろ割安だろう。10月から販売されているが、残りは2戸。ほとんど広告されていないにもかかわらず好調なのも、モデルルームを見学して納得した。

 

(牧田 司記者 11月10日)