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ポラスグループが都内城東エリアに本格進出

ミニ戸建てと一線を画するグレードの高さで差別化

「マインドスクエア西葛西」モデルハウス

 

 ポラスグループの2×4工法による戸建て事業部門の中央住宅マインドスクエア事業部が、都内城東エリアでの展開に本格進出する。その第一弾の建売住宅「マインドスクエア西葛西」を10月7日から分譲開始する。

 東西線西葛西駅から徒歩16分の江戸川区北葛西2丁目の一角に位置する全22棟現場で、1戸当たり土地面積約90〜113平方b、建物面積約87〜102平方b、価格5950万〜7780万円(中心価格帯6500万円台)というものだ。

 外観デザインは、同事業部が現在、浦和市美園で分譲中の戸建て団地と同様の南フランスをモチーフにしたものを採用。フットパスの導入、角地の4戸にはエコウィルも採用している。斜線制限の厳しいエリアであるため、1階のLDの天井高を2.7メートル確保しながら、2階はスキップフロアとし、水回り部分と子ども部屋を北側に集約し、主寝室と明確に分けているプランも面白い。

 城東エリアへの進出について、マインドスクエア事業部事業部長・金児正治氏は「3年前から城東エリアでの事業展開を考えていたが、従来の戸建ては価格ありき≠ェ通り相場となっており、5000万円が上限とされていた。そのため、土地面積が20坪ぐらいの3階建てしか供給されていなかった。しかし、これでは街並みが整わないし、アッパーミドルのお客様の満足を得ることができない。当社は、従来のこのエリアの戸建てに満足できなかったお客様向けに、1現場当たり20棟以上を基本に、30坪前後の土地にゆったりした住宅を建てて供給していきたい」と語った。

 今回の現場も、用地取得した今年初めの段階で25棟として造成が済んでいたのを22棟に区画変更している。

 初年度供給戸数は60棟で、現在70棟分の仕入れを完了しているという。城東エリアでの本格進出するに当たって、同事業部初の都内での営業拠点「東京事業所」を墨田区横川3−7−10(電話03−5637−1811)に設けた。

 記者は数年前、この現場近くで、あるハウスメーカーがミニ戸建てと一線を画するグレードの高い建売住宅を供給して人気になったのを取材したことがある。

 中央住宅が目指すものも同質のものだろう。どこのエリアにもミニ戸建てに飽き足りない層は必ずいる。また、5〜6棟現場でも街は創れることを同社は本拠の伊勢崎線などで証明している。同社にはそのようなレベルの高い戸建てを供給して欲しい。

マインドスクエア事業部事業部長・金児正治氏

(牧田 司記者 10月3日)