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「横濱」に次ぐ永住型 日本綜合地所「向ヶ丘遊園」

「レイディアントシティ向ヶ丘遊園」(完成予想図の一部、パンフレットより)

 

周辺環境が抜群の高台立地 全750戸

 日本綜合地所が、業界を驚かせた全1805戸の100平方bマンション「レイディアントシティ横濱」と同じコンセプトのマンション「レイディアントシティ向ヶ丘遊園」を近く分譲する。

 現地は、小田急線向ヶ丘遊園駅からバス10分徒歩1分の川崎市多摩区東三田3丁目の一角で、開発面積約5万5000平方b、総戸数750戸(イタリア街区382戸、フランス街区368戸)の規模。敷地は元松下電器の施設跡地。

 今回分譲するのはイタリア街区で、専有面積は約77〜115平方b。価格は86平方b超で3400万円台、96平方b超で3800万円台だ。平均坪単価は145万円。施工は長谷工コーポレーション。

 最大の売り≠ヘ緑の周辺環境とランドスケープデザインだろう。現地はヒルトップにあり、ホタルも生息するという「生田緑地公園」に隣接。眼下には「川崎国際生田緑地ゴルフ場」が広がる緑一色のエリア。明大生田校舎、専修大学キャンパスや小学校、中学校も近接しており、学園都市的な雰囲気もある街だ。

 植栽は約2万5000本。既存の50本以上のサクラやプラタナス、ヒマラヤスギのほか、四季折々の草木が楽しめるガーデンを建物の四囲にめぐらしている。ランドスケープデザインはロンドン在住のデザイナーが担当している。

 住戸プランは、フランス街区が未定のため全体像は分からないが、「レイディアントシティ横濱」と同様の永住型が中心になる模様だ。「横濱」にはなかった実用新案を取得している奥行き約4メートル、広さ約10畳大のオープンエアバルコニー付きが30戸用意されている。また、「横濱」でもそうだったように最大幅約1.4メートルの廊下幅が一部の住戸で標準仕様となるのが特徴だ。

 これまで来場者は約2000組。同社は今回も早期完売を期待している。バス便はそれほどネックにならないと見た。

 

(牧田 司記者 6月22日)