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ポラスグループ(日曜ブロック)

本業絶好調 4チーム合同総勢73名が選手登録

 

左から塩谷、成田、太田の各氏

  

「あぶさん」チームと互角の戦い

 ポラスグループが第7回・8回大会に出場して以来、10年ぶりに日曜ブロックに参戦する。過去に参加したときはいずれも2連敗で敗退しているが、今回は戦力が全く異なるチームで、侮れない存在になりそうだ。

 選手登録者の数からして、その力の入れようが伝わってくる。ポラスグループにある4チーム全ての選手73人を登録したのだ。

 選手の7割は野球経験者で、かつて漫画家・水島新司さんが率いる「あぶさん」チームと対戦し、2−3で惜敗した実績もある。平均年齢は32〜33歳ぐらいだという。

越谷の大会では優勝、準優勝

 これからスケジュールを睨みながら人選を進めるというが、合同チームを引っ張るのは成田超洋さん(36)とみられる。成田さんは、4チームの中でもっとも強いチームの4番でエースを務めており、野球歴は20年のベテランだ。

 「高校は田無工業で、たいした実績はないが、会社に入って18年間、ほとんど週1回は試合を行っている」という。「他のチームの戦力は分からないが、そこそこやれると思う」と、自信ありげだ。長打力もあり、先日は場外超えの90メートルの本塁打も放ったという。

 約60チームが参加した昨年の地元、越谷市の大会では成田さんのチームが優勝し、準優勝もおなじポラスグループだった。そのチームのエースが太田敏夫さん(35)だ。

 エースの座は成田さんに譲るが、「2−3で投げ合って負けたが、僕は左。ほかに投手は3人ぐらいいるので何とか抑えられる」と、太田さんも負けてはいない。

 チームの裏方は、人事部人事サービスチーム主任・塩谷貴治さんが務める。「私も選手登録しているが、出場はダメでしょう。今回は、社員の共済会が費用を負担したが、成績がよければ会社負担になるかも」と、期待を膨らませている。

5強の壁は厚いと見たが…

 過去の成績が参考にならず戦力分析は難しい。しかし、層の厚さ(烏合の衆ではなさそう)からすると、ケンコーポレーション、三井不動産、旭化成リフォーム、清水建設、トーシンの5強にはかなわないかもしれないが、他のチームとは互角に戦えると記者はみた。本業も絶好調なだけに越谷の田舎チーム≠ニ見くびると、痛い目にあいそうだ。太田さんが「隠れエースがいる」と意味深な言葉を吐いたのも気になる…。

 

(牧田 司記者 6月14日)