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元気なアンビシャス 新入社員が即戦力として活躍

 

アンビシャス「アンビシャスヒル船橋」完成予想図(パンフレットより)

  

供給物件をことごとく早期完売

 マンションデベロッパー、アンビシャス(本社・新宿区、安倍徹夫社長)が元気だ。この7月で会社設立2年目を迎えるが、昨年から分譲開始したマンション供給量は年間で505戸にものぼる。決して立地条件や環境に恵まれたものばかりではないが、ことごとく早期完売した。驚異的な売れ行きといってよい。これほど足腰の強い<fベロッパーを記者は知らない。社員数も設立当初は47名(これでも大所帯だが)から、131名(2006年4月1日現在)に3倍近くに増えている。

「環境創造」がテーマの「船橋」も順調

 さてそこで、同社がいまもっとも力を入れている「アンビシャスヒル船橋」の現地を取材した。同社が記念碑的なマンションとして位置づけているもので、環境創造をテーマにした物件だ。

 現地は、東武野田線塚田駅から徒歩7分の8階建て全104戸の規模。専有面積は約63〜100平方b、価格は2540万〜4230万円(最多価格帯3100万円台)、坪単価は136万円。

 敷地は船橋市が管理していた公園だったが、市に無償で提供していた地主が相続のため売却することになり同社が購入したもの。小学校に隣接、周囲は一戸建てが建ち並ぶ住宅街で、当然、地元住民の反対にあった。同社は、合計11回の集会や戸別訪問で説得活動を行い、近隣問題の解決に当たった。

 近隣住民との話し合いの結果、導き出されたのが「環境創造」だ。約20本の保存樹を含む合計約3400本の樹木を植樹。地域との親和を図るために、提供公園のほかコニファーや遊歩道も整備する。敷地北西側の隣家との間にはキンモクセイの生垣も設けている。

 住戸プランは、ほとんど7メートル以上のワイドスパンとし居住性を高めているのが特徴だ。4月下旬から1期50戸を供給しているが、現在40戸を契約済み。順調な売れ行きを見せている。

5月は新入社員だけで20件の契約実績

 同社常務取締役・加藤昌宏氏が、同社の元気ぶりを代弁している。

 「今年の新入社員は37名。先月(5月)は新入社員だけで20件契約した。トータルで28件にのぼっている」

 元大京や扶桑レクセルの部課長クラスばかりの旧社員≠ェ頑張るのは当然としても、新入社員もすでに即戦力として機能していることを物語っている。同社社員のモチベーションは高まる一方だ。

 

(牧田 司記者 6月13日)