ゴールドオン(水曜ブロック)

社長・監督・エースの丹治正義氏は元東栄住宅の監督

 

丹治社長

 

会社設立1年で売上高12〜13億円

 会社設立1年目のゴールドオンが水曜ブロックに参戦する。同社社長の丹治正義氏(37)は、元東栄住宅首都圏事業部部長として将来が嘱望されていたが、「自分の夢を叶えたくて」円満退社。昨年6月、新会社を立ち上げた。

 丹治社長は、「失うものは何もない。ゼロからの出発。決済を仰がなくても済むのもいい」と笑顔を見せるように、事業は順調だ。この1年間の売上げは12〜13億円になるという。中心は都心ビル用地や郊外マンション、建売住宅用地などの土地売買だ。

 「土地の売買だけだと達成感が得られない。資金的にも余裕があるので、今年からは建売住宅もやりたい。すでに高円寺や府中で用地の手当てもできている。普通の建売住宅よりもう一つ上のランクを目指す。基本的には坪200万円以上の好立地の土地が欲しい。それ以下の用地は競争が激しくて、なかなか手当てできない」という。

帝京高校野球部出身 芝草投手は1年後輩の友人

 丹治社長は帝京高校野球部出身で、芝草宇宙投手(日本ハム−ソフトバンク)は1年後輩の友人。2月には宮崎のキャンプに応援に出かけていって、飲み交わしたという。

 RBA野球には、東栄住宅の選手、監督として活躍してきた縁で今回の参戦となった。

 「僕が投げる。スポーツクラブでトレーニングに励んでいるから、体調はここ数年の中で一番いい。先日も、東栄住宅さんと練習試合をやって、15−10で敗れはしたが、7回までは10−9で勝っていた。エラーで負けたが、田辺君(東栄住宅のエース。RBA屈指の好投手)からホームランも4、5本打った。僕も4、5本打たれましたが…。決勝トーナメント進出が目標」という。

 できたばかりの会社で、9人の選手を集めるのが大変だが、「7人は野球経験者。4番の東川選手(28 )は桐蔭学院出身で身長192センチ。ドラフト候補にもあがった選手。僕が先発するより彼を先発させるかも」と、記者を煙に巻いた。

 「東栄住宅さんと当たりたい。田辺君はいい投手だが、投手だけのチーム。勝てるチャンスはある」と、挑発した。(田辺投手を攻略するのは至難の業だろう=記者注)

 

芝草投手(左)と丹治社長

(牧田 司記者 6月6日)