RBAタイムズHOME > 2006年 > ニュース |
記録的な安さ?京王電鉄の長期定借「北野」 |
「トラスティア北野」(完成予想図) |
坪単価は100万円を切りそう 京王電鉄が京王線北野で近く分譲する61年の長期定期借地権付きマンション「トラスティア北野」のモデルルームをオープンした。早速、見学に出かけた。 物件は、京王線北野駅から徒歩5分の住宅街に位置する11階建て全127戸の規模。専有面積は約75〜110平方b、価格は未定だが、坪単価は100万円を切りそうだ。設計・施工は鹿島建設。 何と言っても魅力は価格の安さ。最低面積の75平方b台の住戸で1800万円台、100平方bでも3000万円台というものだ。安くて広い上に、二重床・二重天井、ノンレールフルフラットサッシ、食洗機など基本性能、設備仕様は水準以上だ。 京王線沿線の郊外定期借地権付きマンションといえば、平成11年、三井不動産と東京建物が橋本駅圏で期間53年の「パークヴェール橋本」(123戸)を分譲して人気を呼んだのを覚えている。坪単価は確か100万円ぐらいだったように記憶している。 単純比較はできないにしろ、同社の定期借地権付きは「橋本」より期間が長い上、単価も安い。施工は鹿島だ。所有権、定期借地権付きを問わず都内で坪単価100万円を切ったマンションは過去10年どころか、バブル前でもなかったはずだ。そういう意味でも記録的なマンションと言えそうだ。75平方b台だと、頭金100万円で、管理費や地代を含めても月額ローン返済額は8万5000円程度で済む。 これまでマンション購入などできなかった層にも手に届くだけに、若年層を中心に人気を集めそうだ。
|
(牧田 司記者 3月30日) |