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シンボルマークを刷新 今後の大京マンションに期待

大京の新しいシンボルマーク

大京の新しいシンボルマーク

 

個別ブランド名称も4つに分類

 この欄で、三井不動産、三菱地所、野村不動産、東急不動産、東京建物の大手5社のマンションブランドが「ハ行」で一致することを紹介したが、長年マンション供給トップの座を占めている大京も、この3月からブランド戦略を一新した。

 「ライオンズマンション」のブランドをより強化していくため、その中核アイコンとなるシンボルマーク(上図参照)を刷新するとともに、今回新たに策定した「大京グループ経営理念」の決意と約束を込めた言葉(=「ブランドタグライン」)「Family First.」を標榜することにした。

 新しいシンボルマークは、従来のものと比べ、柔らかで穏やかな視線のライオンが楕円の形で構成され、ロゴタイプも洗練されたものになっているのが特徴だ。

 今回のブランド戦略展開を機に、個別ブランド名称も「LIONS」「THE LIONS」「LIONS TOWER」「LIONS GARDEN」の4つに分類する。「LIONS」は全てのブランドに付ける基本形で、「THE LIONS」はライオンズブランドを牽引するフラッグシップとなるものだ。「LIONS TOWER」は20階建て以上のタワー型で、「LIONS GARDEN」は環境創造型の250戸以上(首都圏以外は150戸以上)の大規模開発物件となる。

 同社が昨年、オリックスと業務提携した時点で、同社の経営方針や商品企画が変わることは予測できたことで、新しいブランド戦略の構築は当然のことだろう。

 同社が百獣の王にふさわしい圧倒的な力を誇っていた時代とは異なる。供給量の多少などはそれほど意味をなさない。少子高齢社会で、それは加速する。いかに多様なニーズに応えるか、質の高いものを供給するかが問われる時代だ。

 今回のブランド戦略の刷新によって商品企画でも業界がビックリするようなものを期待したい。いまマンション業界でもっとも元気があるのがオリックスリアルエステートだが、そのオリックスリアルエステートと大京が共同でマンションを分譲する日を楽しみにしたい。

 

ライオンズマンション ブランドタグライン

 

(牧田 司記者 3月16日)