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目黒駅前で坪400万円の高額タワーマンション

 パークタワー目黒(完成予想図)

「パークタワー目黒」(完成予想図)

 

三井不動産と室町クリエイト「パークタワー目黒」分譲開始

 三井不動産と室町クリエイトが近く分譲する目黒駅前のタワーマンション「パークタワー目黒」の記者見学会が2月15日行われた。

 JR目黒駅から徒歩1分の28階建ての複合ビル「目黒ヒルトップウォーク」の地上6階から28階部分に位置する全202戸の規模で、1階から5階部分は室町殖産が賃貸するオフィス・店舗となる。現地は元三井銀行のコンピュータセンタービル。同銀行ビルは昭和 44 年竣工で、東京都内で総合設計制度が適用された第1号案件。

 専有面積は約 33 〜110平方b、価格は未定だが、坪単価は約400万円。設計は松田平田設計。松田平田設計は、元三井銀行ビルも手がけており、今回も総合設計制度の適用を受けている。

 外観デザインは、元三井銀行ビルの設計でも中心的なメンバーだった松田平田設計の中園正樹氏と照明デザイナー・内田智史氏のコラボレーションにより、1階から5階部分は白みがかったグレーのカーテンウォールで、6階以上は、白とベージュがかったオレンジのアースカラーで格子状にまとめられている。ヒルトップにふさわしい印象的な外観となっている。

 エントランスなどの共用部と最上階部分の高額住戸のデザインは、世界の高級ホテルを手がける「ハーシュ・ベトナー・アソシエイツ(HBA)」。モデルルームになっている102平方bのタイプは、白と黒のデザインが基調。玄関はモザイクタイル貼りで、床は白と黒のストライプ貼りフローリング、壁は紙クロス、建具・面材はウレタン塗装の鏡面仕上げ。

 記者はこれまで、白と黒を基調にしたデザインのマンションをたくさん見てきたが、仕様レベルが高く、デザインセンスの上ではこのマンションがナンバー1だろう。天井高も2700ミリあり、価格は1億6000万円以上となるが、むしろ割安感がある。平均坪単価の400万円も恵比寿駅圏の高額マンションとの比較すれば、妥当と思われる。

 目黒駅圏では、高額マンションの供給事例がほとんどなく、立地条件にも恵まれていることから人気を呼びそうだ。すでに問い合わせが約3500件あるという。

 

パークタワー目黒 リビングルーム

「パークタワー目黒」リビングルーム

(牧田 司記者 2月15日)