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東急不動産 会員制サテライトオフィス「ビジネスエアポート」

外苑前に3月15日開設


「ビジネスエアポート」が入居する「スプライン青山東急ビル」

 東急不動産は3月15日、新規事業の会員制サテライトオフィス「Business−Airport(ビジネスエアポート)」を東京メトロ銀座線外苑前駅から徒歩3分、渋谷区南青山3丁目の「スプライン青山東急ビル」6階に開業する。開業を控えた8日、報道陣に公開した。

 「ビジネスエアポート」は、多様化した働き方に対応するもので、会員制のサテライトオフィスを提供していく。サービスオフィス、パーソナルブース、シェアワークプレイスと3つの利用形態があり、ビジネスライブラリー、リフレッシュスペース、TAKE OFFラウンジ、イベントスペース、飲料サービスコーナー、複合機、郵便ポスト、会議室、喫煙コーナーなどを備える。

 新規事業を立ち上げた同社事業創造本部マーケティング戦略部新規事業検討チーム主任・酒見健一氏は、「最近は街なかで仕事をする人がたくさんいる。その多くはカフェなどを利用しているが、コピー機がないとかパソコンが覗かれているのではないかといったストレスも多いことに着目した。エアポート≠ニいう名称は空港などで経験するワクワク感を体験してもらえるようにと考え付けた」と新事業を立ち上げた経緯について語った。

 「フルタイム会員」の会費は21,000円/月(利用時間9:00〜22:00)、プライベート会員は会費12,600円/月(同17:00〜22:00、土日祝日9:00〜22:00)、1DAYメンバーは利用料金3,150円/日(同受付当日の入室〜22:00)。

 サービスオフィスは2〜5人用で広さ約9〜15u、利用料は147,000円。パーソナルブースは1人用が17室、2人用が1室。利用料は73,500円。双方とも法人登記が可能。


イベントスペースとライブラリー   

◇     ◆     ◇

 この種の施設のことはよく分からないが、森ビルの「六本木ヒルズ」で似たようなものを見学した。若い人がたくさん仕事をしていた。オフィスを構えなくともパソコン一つで仕事ができるとも聞いた。アメリカなどではかなり普及しており、わが国でも積極的に展開しているところがあると聞いた。

 それらと今回の同社の施設がどのように異なるのかよく分からないが、立地は最高だ。対面は「青山ベルコモンズ」だし「東急ステイ」も近接している。

 それにしても酒見氏は威風堂々の好青年だ。身長187センチ、体重70キロ。立派なひげも蓄えている。年齢は31歳。入社7年目。これまでリゾート部門−マンションの用地仕入れを担当。マンション用地では「狸穴」「赤坂」などを手懸けた。現在の部署は約1年。同社の広報マンは「わが社のエース」と称えた。

  
サービスオフィス(左)とTAKE OFFラウンジ(ガラス越しに青山ベルコモンズが見える)


パーソナルブース


酒見氏

(牧田 司記者 2013年3月8日)