RBA HOME> RBAタイムズHOME >2013年 >

 野村不動産 供給10周年「プラウド BOX 感謝祭」に15,000人


「プラウド BOX 感謝祭」(東京国際フォーラム)

 野村不動産は2月10(日)〜11日(月)、今年で供給開始10年を迎えたマンションブランド「プラウド」を記念し、感謝を込めるイベント「プラウド BOX 感謝祭」を東京国際フォーラムで行い、約15,000人が来場し賑わった。この種の大掛かりなイベントを行ったのは業界初。

 対象は、プラウドを購入したオーナーやこれからプラウドを購入検討するプラウド会員。2日間、東京国際フォーラム地下2階の展示ホール約5,000uを使用し様々な催しや体験・体感コーナー、暮らしに役立つセミナー、薬丸裕英氏、挟土秀平氏、尾木直樹氏など有名ゲストによるトークショーなどが行われた。市価の半値以下といわれるモデルルームで使用した家具などの即売会では300点がほとんど売り切れた。

 「プラウド」ブランドの第一号は2003年2月の「プラウド久我山(東京都杉並区)」。これまでの供給数は2013年1月現在、524物件4 万戸超で、プラウドクラブ会員数は27万人を超える。

 イベントの発案者・仕掛け人の同社住宅事業本部営業企画部長・横山英大氏は、「初めての試みなので、どれだけの人が集まるか読めなかった。一部のお客さまからは『込みすぎ』というお叱りも受けたが、予想をはるかに超えるお客さまに来ていただき、無事終えられてよかった」と話した。


エントランス

◇    ◆   ◇

 一部の成約者などを対象とした「感謝の夕べ」を行うデベロッパーや仲介会社はこれまでもあったが、これほど大掛かりなイベントは記者も初体験。絶好の機会だったので、来場者約30組に片っ端から声をかけて話を聞いた。以下にその声を紹介する。物件名があるのはオーナー会員。ゲストは購入検討者。( )内は記者とのやりとり、またはコメント。

 ・ 「プラウド行徳ファースト&アネックス」オーナー(40歳) 「行徳の賃貸に住んでいたが、価格と立地が気に入り購入した。入居後 1 年が経過するが、何の問題もない」奥さん「アフターケアがいい。期待していた以上。イベント開催などコミュニティ形成も図ってくれる。マンションの価値を上げてもらってうれしい。プラウドのイメージはきめ細かな間取り提案をし、サービスが高い」(関係者が聞いたら泣いて喜びそうな褒めよう。この物件は見ていないが、リーマン・ショック後、千葉でマンション供給が激減したとき分譲し即日完売したマンション)

 ・ 「プラウドタワー稲毛」オーナー(41歳) 「千葉県出身で、転勤で大阪は勤務から戻ってきて戸建ての賃貸に住んでいた。私は戸建てしか考えていなかったが、かみさんがマンションがいいといったので、モデルルームでコーヒーを飲ませてもらってすぐ購入を決めた。場所が最高。子どもはゼロ歳」(駅近のランドマークタワーマンション。坪210万円したが早期完売)

 ・ ゲスト(36歳) 「子ども一人の3人家族。メジャーセブンを中心に検討している。予算は4,500〜5,000万円。『東雲』を見たが寒かった。野村のイメージは上質・高い」

 ・ ゲスト(42歳) 「7割がた『高輪台』に決めた」(「高輪台」は民間マンション建て替えの人気になっている「プラウドタワー白金台」のこと。坪単価は360万円)

 ・ ゲスト(44歳) 「家族は3人。持っている市ヶ谷のマンションは古い」(古いといっても、場所柄、坪300万円はするのでは)「そうですね。子どもが今年、茗荷谷の小学校に通うようになったので探している。予算?  8,000万円。プラウドは安心感がある」(奥さんもこれまで働いており、貯蓄も十分なようだ)

  
供給全物件が表示されたプレート                  供給物件の新聞折り込み広告など

 ・ 「プラウド南砂町」オーナー(30代) 「70u。場所がいいので決めた。プラウドは安心感がある」

 ・ 「プラウド梅島シティ梅島」オーナー(49歳) 「少し上下階の音が気になる」(直床でしょ)「そうです」(直床がダメではないですが、やはり2重床のほうがメンテも楽ですし、音は伝わりにくい。ただ、伊勢崎線は皆さん価格に敏感なのでデベロッパーは価格を上げられない。今度、野村さんは「オハナ」を谷塚で、大京さんが「西新井」で分譲するので見学したら。基本性能をしっかり調べ、どこで折り合いをつけるかです)「カミさんが大京のを見に行く気でいる」

 ・ 「プラウド武蔵浦和マークス」オーナー(40代) 「近くのマンションからの買い替え。プラウドでなくてもよかったが、場所がいいので」(坪単価225万円の駅直結ランドマークマンション)

 ・ 「プラウドタワー稲毛」オーナー(43歳) 「角部屋なので価格は6,000万円。別に稲毛のマンションを持っており、そちらは賃貸にして買い増し。風は強いのが難点というば難点」(風が強いのは海岸近くのタワーマンションの宿命)

 ・ 「吉祥寺御殿山 HOUSE 」ゲスト(69歳) 「オーナーは娘(36歳)。私は三鷹の会社に勤めていたから、あの辺は詳しい」奥さん「娘婿は商社マン。資金援助? 全然。お小遣いをもらうぐらい。いい娘婿です。中野にもマンションを持っている。買ったのは億ション。私たち、平成2年に鶴ヶ島の戸建てを7,000万円で買った。それまで住んでいた所沢の戸建ては550万円で買って6倍の値で売れた」(御殿山は最高のマンション。買い増しで億ションを買える商社マンとはどんな人)

 ・ ゲスト(39歳) 「綾瀬に住んでおり、プラウドも含め検討中」

  

 ・ 「プラウドシティ金町」オーナー(33歳) 奥さん「アフターサービスがいい。問題があるとすぐ来てくれる」

 ・ 「プラウドタワー練馬」オーナー(46)奥さん「主人がローンを借りられるのは40歳が限界と判断して購入を決めました。候補は中野、野方と練馬でしたが、総合的に判断して決めました」(練馬には鹿島さんのいいマンションがあるが、プラウドも都のマンション環境性能評価でオール満点を獲得したいいマンション)「…鹿島さん?そうそう『ディアマーク』。知り合いの方に聞いたら、買った値段より高い値段で売れたそうです」(デベロッパーも大事ですが、施工会社も大事。鹿島さんのマンションはお勧め)

◇    ◆   ◇

 同社が住宅供給を始めて50年。古いマンションや戸建てオーナーにも声を掛けたようだが、記者が話を聞いたのは全て「プラウド」の購入者だった。ベッツィ・サンダースの「サービスが伝説になる時」と同じだ。満足しているからこのようなイベントに参加するのだろうし、おなじ満足度を確認し共有したいという願いもあるのだろう。

 それにしても来場者の賢明な選択には驚いた。記者が見ていない2物件を除き全て見学もして記事にもしているようにいい物件ばかりだった。(野村不動産 物件名 RBAで検索していただければ記事が見られるはず)


出口

(牧田 司記者 2013年2月12日)