新日鉄興和不動産は先に都市型マンション6物件のうちの「リビオ東京日本橋」「リビオレゾン大手町」「リビオレゾン浅草橋」3物件の合同マンションギャラリー「リビオマンションパビリオン日本橋」を2月9日（土）、旧新日鉄都市開発本社ビルの「日鐵日本橋ビル」1階にオープンすると発表した。このマンションパビリオンの3物件のモデルルームを見学した。

　「リビオ東京日本橋」は、4駅が利用可能だが、最寄り駅は東京メトロ東西線・日比谷線茅場町駅から徒歩3分。中央区日本橋茅場町二丁目に位置する13階建て全36戸（地権者住戸6戸含む）。専有面積は50.01〜72.39�u、予定価格は4,000万円台（56�u）〜7,500万円台（72�u）。竣工予定は平成26年3月。販売代理は野村不動産アーバンネット。施工はイチケン。

　建物はやや北に振れた西向きで、幅18メートルの道路を挟んだ北西側には坂本町公園があり、区立小学校もすぐ側。1フロア3戸構成で単身者から小家族・ファミリー向け。キッチン天板は天然石を採用している。

　「リビオレゾン大手町」は、8駅が利用可能だが、最寄り駅は東京メトロ大手町駅から徒歩6分、またはJR神田駅から徒歩6分。千代田区内神田1丁目に位置する13階建て全36戸の規模。専有面積は40.63〜50.15�u、価格は未定。竣工予定は平成26年2月下旬。販売代理は伊藤忠ハウジング。施工はアイサワ工業。

　建物は三方開放の角住戸率100％が特徴で住戸は西向きと北向き。単身・DINKS向きだ。

　「リビオレゾン浅草橋」は、都営地下鉄浅草橋駅から徒歩2分・JR総武線浅草橋駅から徒歩3分、台東区柳橋2丁目に位置する14階建て全52戸の規模。専有面積は37.80〜54.64�u、予定価格は2,700万円台（37�u）〜4,300万円台（54�u）。竣工予定は平成26年3月下旬。販売代理は伊藤忠ハウジング。施工は共立建設。

　敷地の北側には同じような建物が建っており、南側は高い建物は建っていないが商業地であることを考慮して窓は設けていない。住戸は1フロア4戸で東向きと西向き。単身者向けと小家族向けが半々の構成。

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　同社の一挙6物件販売については先に記事にし、そのうちの「リビオレゾン千代田岩本町」は紹介した。

　今回の3物件でもっとも注目したいのは「大手町」の物件だ。物件名に「神田」を冠したマンションは昭和50年代〜60年代には結構分譲されたのを記憶しているが、物件名に「大手町」が付いているマンションはほとんど記憶にない。同社のマンションの隣接地では住友商事が「クラッシィハウス神田」（49戸）を分譲するし、もう1物件も住友商事のマンションになる模様だ。

　いったい「大手町」に人が住むのかという疑問も沸くが、大手町−丸の内−有楽町は再開発で街が一変した。��住んでもいい�≠ﾆいう人が現れても不思議ではない。また��飲み屋街�＄_田のマンションとして考えれば単身男性の需要も見込める。反応は女性より男性のほうがやや上回っているというのも納得できる。

　「東京日本橋」は銀座､人形町、水天宮などの中央区のマンションと競合はありそうだ。設備・仕様は「大手町」と同等か若干高いか。

　「浅草橋」は敷地の形状が細長く、間口は狭い。隣り合う住戸の戸境壁はコンクリートではなく、乾式耐火間仕切壁になっているのは建物の重量を軽くするためで、親子世帯が隣居するケースを想定しているのではないようだが、そのようなニーズもあるような気がするが、どうか。

　もう一つ注目したいのは、販売代理は「千代田岩本町」が東急リバブル、「東京日本橋」が野村不動産アーバンネット、「大手町」「浅草橋」が伊藤忠ハウジングと3社に分かれていることだ。記者が営業マンだったら「大手町」を担当したい。とんでもないところからお客さんが飛んでくるかもしれない。

新日鉄興和 都市型「レゾン」また一挙６物件 「千代田岩本町」見学(2/5)