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三井不動産レジ&大和ハウス「アユモシティ」が好調


「ファインコート西武立川アユモシティ」

西武立川 マンション146戸・戸建105区画が半年で売れる

 三井不動産レジデンシャルが西武拝島線西武立川駅前で開発中の戸建て「ファインコート西武立川アユモシティ」を見学した。7月に第1期40戸が分譲され、8月3日には第1期2次として12戸が分譲されるように好調なスタートを切った。

 現地は、西武拝島線西武立川駅から住宅街区入口まで徒歩2分、立川市西砂町一丁目に位置する開発総面積が約6.7ha、総戸数259区画の「アユモシティ」の一角にあり、同社の持分は168区画(残りの91区画は大和ハウス工業)。第1期 2次の土地面積は100.10〜 113.92u、建物面積は98.02〜106.90u、価格は3,890万〜4,690万円(最多価格帯4200万円台)。建物は2×4工法2階建て。施工は西武建設、エステーホーム。建物は全て完成済み。

 4月下旬からモデルハウスを公開。7月7日に第1期として40戸を供給、この8月3日には第1期2次として12戸が販売される。郊外の都市型戸建てとしては売れ行きは好調だ。


「ファインコート西武立川アユモシティ」

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 三井不動産レジデンシャルが都市型戸建てシリーズ「ファインコート」の供給を開始したのが1995年。現在まで18年が経過するが、主な供給エリアは東京都多摩地区、横浜エリアが中心で、最近は準都心や都心部でもコンスタントに供給している。年間700〜800戸で推移してきた。同社は今期1,000戸ぐらいの売上げ計上を予定しているが、この物件も売上げ増に寄与するのだろう。

 今回の「西武立川」は最多価格帯こそ4,200万円だが、4,000万円を切る物件も結構ある。これほど低価格の「ファインコート」を見学するのは初めてだった。街並みも建物の設備仕様もこれまで見学したものとはやはり異なった。それでも3,000万円台がほとんどのいわゆるパワービルダーの建売住宅とは街並みや建物デザインは全く異なるもので、差別化はできている。

 駅前の大規模開発で取得しやすい価格帯、駅前のスーパーも開業したことなどが人気の要因のようだ。

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 三井不動産レジデンシャルより先行して停止条件付宅地分譲・戸建て分譲を行なっている大和ハウス工業の「フローラルアベニュー西武立川アユモシティ」も好調のようだ。全91区画のうち7月末現在、53区画が契約済みだ。太陽光発電システム、エネファームなども採用しているので三井不動産レジデンシャルの物件より価格は高いようだが、こちらも売れ行きはいい。


「フローラルアベニュー西武立川アユモシティ」

 双方を合わせると100戸・区画以上が半年ぐらいの間に売れていることになる。名鉄不動産のマンション「ソルヴィエントメイツ西武立川」146戸も数カ月で完売している。もともとこの開発はコスモスイニシアが主導していたもので、リーマンショックの影響で開発を断念した。コスモスイニシアは複雑な気持ちで眺めているのではないか。

 この西武立川より2駅手前の「玉川上水」では、野村不動産が「プラウドシーズン玉川上水」(全134戸)の第1期分譲45戸を明日(8月2日)から分譲開始する。こちらは最多価格帯は4,500万円台。売れるから供給するのだろ。郊外マンションも戸建ても絶好調だ。

    
スーパー「ヤオコー」                     駅のホームから団地を望む

三井レジ・大和ハウス「アユモシティ」街びらきに2千人(7/19)

(牧田 司記者 2013年8月2日)